あかずきんちゃん グリム童話より

  • ほるぷ出版 (1976年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784593500208

感想・レビュー・書評

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  • バーナデット・ワッツの『赤ずきん』を持っているが、ポール・ガルドン版も好きで、図書館でよく借りる。

    〈絵〉
    ワッツ版赤ずきんちゃんは、幼子のまどろみの世界からようやく半分目覚めたかのような、ふんわりとした印象の女の子。

    ガルドン版赤ずきんちゃんは、時々大人びた表情をする、しゃんとした印象の女の子。絵に動きと迫力があり、結構ポップ。

    どちらの絵も好き。
    赤ずきんちゃんが歩く森を、それぞれがどう描いているかを見比べるのも楽しい。

    〈文〉
    昔話の読み聞かせをしていると、子供には難しい言葉や言い回しがよく出てくる。

    その点、ガルドン版は気が利いていて、一文一文が幼児にもよくわかるよう練られている。読み聞かせしやすいので、ありがたい。
    粗悪なダイジェスト版ではなく、平易で、品があって、しっかりと面白い物語の文章なのが良い。

    ワッツ版は、やや古風な文章が醸し出す、いかにも昔話らしい雰囲気が魅力。メルヘンチックだが暗めの色調の絵ととても相性がいいと思う。
    普段あまり使わない言葉や多彩な表現に触れるのも読書の魅力だと思うので、こちらもやはり良い。

    娘はガルドン版、私はワッツ版がお気に入りだが、それぞれ違った魅力で、どちらも良い昔話絵本だと思う。

  • おばあさんを食べてしまったとき えー!だめだよー!と言っていました。赤ずきんちゃんを食べたときは 仲良くしてたのにねー と不思議そうでした。
    おおかみ死んでしまったの?最後聞いていました。

  • 図書館本。次女向けに借りてきた名作を長女に。次女に借りてきた本もくまなく読んでいる長女です。

  • 3歳8ヶ月

    イラストがいかにも海外らしくてオシャレ。
    文章がやや長いけど、オオカミの意地悪な顔がよく描けている。
    肝心の食べちゃうシーン、ナイフで切ったりするシーンをあえて描いてないところに子どもへの配慮を感じる

    この後、オオカミごっこと称した
    赤ずきんちゃんを食べちゃうシーンのごっこ遊びや、鬼ごっこが我が家で繰り返された

  • 定番中の定番。媚びてない絵が良い。

  • お話しは忠実。
    絵はオーソドックスで私の好みです。

  • 大人になって読んでみると、なぜだかオオカミが可哀想に思える。
    まず、お母さんは何故オオカミがでる森へ目立つ赤ずきんをかぶる娘一人で行かせたか、おばあちゃんは何故鍵を開けっぱなしに?
    グリムには深い闇を感じる。だからこそひかれる。

  • 有名なおとぎばなしはなるべくいろんな人の絵と文(訳)で読みたい派なんですけど、私の中でポール・ガルドンは別格です。

    あかずきんちゃんがシュッとしてて素敵。
    狡猾で恐ろしいオオカミも良い。

  • n:【ほるぷ出版】で【ガルドン】…即購入。お話は勧善懲悪をはっきり表現されて、絵も相変わらずお洒落。こんな本に囲まれてお婆さんになりたい。

  • 絵が渋い。5歳児も楽しく読みました。

  • ポール・ガルドンの絵は可愛すぎない所がいいとおもいます。

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著者プロフィール

グリム兄弟は、兄のヤーコプと弟のヴィルヘルムの兄弟。ドイツに伝わる昔話を集め、1812年に大人のために書かれた『子どもと家庭のための昔話集』として出版。「白雪姫」や「ヘンゼルとグレーテル」など、兄弟が集め改訂を加えた200以上ある物語は、「グリム童話」として世界各国で親しまれている。

「2022年 『こわいものなしの六人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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