ガンピーさんのふなあそび

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 719
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593500307

感想・レビュー・書評

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  • 細い線でやさしく描いた絵。
    特徴がなく、印象に残らなさそうなガンピーさんの顔。
    だからこそ想像がふくらみます。

    まず最初に男の子と女の子が登場します。
    この絵本を読み始めた子どもが男の子でも女の子でもどちらでも、絵本に登場する子どもにまず親しみをもって、自分も絵本の世界に入り、船に乗るイメージがわくようにという意図があったのかもしれないと思いました。

    ガンピーさんは子どもたちや動物を受け入れて自分の船に乗せます。
    同じ船に乗るということは、人生を意味しているのかな??
    人生には様々な出会いがあり、共に旅をする。
    共に生きていくために約束事は不可欠です。
    自分とは全く異なる誰かと生きていくために、すぐ相手を切り捨てるのではなく、ガンピーさんのような寛容さをもって色々な考え方、生き方があることを受け止めたいと思いました。
    息子もお気に入りの絵本です。

    ガンピーさんはにこにこ笑いながら船をこぎます。
    しかし、船がひっくり返るページから野原を歩くページまでは無表情なのです。
    ガンピーさんの表情の変化にも注目。
    最後は一つのテーブルをみんなで囲みながらお茶を飲むシーン。
    仲直りをしたのかな??
    心がほっこりする絵本です。

  • 4歳4ヶ月。図書館+英語にて。

    ジョンバーニンガムの絵が大好き。

    我が子がこの絵本を好きになってくれて
    嬉しい。

    昔話のようにずっと語り継がれていく
    絵本なのかなぁと。

    「ガンピーさんは男の人?女の人?」
    「どうしてガンピーさんの言葉に返事しないの?」
    「どうして動物は靴を履いてないのに
    歩いて帰ったの?」
    「どうして子どもが最初に乗るの?」
    「この牛は大きいの?小さいの?」

    子どもの視点は面白い。
    単調なストーリーにもいろんな見方があるって事を教えてくれる。

  • やさしいガンピーさんの舟に、次々と乗りたがる友だち。大人しくする約束だけれど、やっぱり…。みんなびしょ濡れになって、それでも誰も誰かを咎めたりしないのは、ガンピーさんの人徳ですねえ。ラストにみんなで飲むお茶、美味しそう!

  • 〝お人好しで、気立ての良い<ガンビ-さん>は、小舟を一艘もっていました。ある日、ガンビ-さんは舟遊びに出かけようとすると「一緒に連れてって」と、子どもたちが言いました。「いいとも、喧嘩さえしなけりゃね」...続いて「乗せて下さい」と言って乗りこんできたのは

  • 2歳からおすすめ。
    繰り返し系。
    絵柄や優しい世界観が好き。
    ほっこりとした気持ちになれる。日々の忙しさと対極の世界に惹かれる。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/711427

  • 良かった

  • 舟と言うか大きなボートと言うか、何人乗るのかな?沈まずによく帰って来たものだ。

  • ガンピーさんがやさしかった!

  • 2007年4月15日
    こないだ、娘を病院に連れて行ったとき、待合室にあった本です。

    とても素敵な絵に惹かれて、どんどん読んでみたら、ストーリーもすごく素敵でした。

    ガンピーさんが、船で川に漕ぎ出すと、こどもたちやどうぶつたちが、「乗せて」といいます。

    ガンピーさんは、迷惑にならないようにね、と注意をして乗せてあげるのですが、、、

    最後にはみんなが大騒ぎになり、船はひっくりかえってしまいます。

    そこで、ガンピーさんはちっとも怒らず、みんなで歩いて家に帰り、服を乾かして、お茶の時間にする。

    いつもちょっとしたことで、怒りまくっている私は、ガンピーさんみたいに、広い心を持ちたい、と、反省しました。(反省だけならサルでもできる)

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著者プロフィール

ジョン・バーニンガム:絵  1936年イギリス、サリー州生まれ。ロンドンの中央美術工芸学校を卒業。はじめての絵本『ボルカ―はねなしガチョウのぼうけん』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞、その後『ガンピーさんのふなあそび』(ともにほるぷ出版)で再度受賞をはたす。『いつもちこくのおとこのこ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』(あかね書房)、『ねえ、どれがいい?』(評論社)、『ドライバーマイルズ』『ガンピーさんのサイ』(BL出版)など作品多数。2019年1月逝去。

「2021年 『パイロットマイルズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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