木のうた (海外秀作絵本)

著者 : イエラ・マリ

• ほるぷ出版 (1977年12月10日発売)

感想・レビュー・書評

[shuwachoさんの感想 · 2022年5月15日]

しんとした雪の中に立つ木の影
地下に眠るリスと種たち
やがて彼らは目を覚まして

シンプルな絵のみで大樹の四季を描いた絵本。
芽吹いて、緑が溢れて、鳥たちが巣をつくる。
モノクロの冬から色鮮やかな季節に変化していく。
動物たちも楽しそう。
どんぐりって紅葉の葉の中にある印象だったけど、緑の葉の中で色づくものなんだ！とびっくり。今更なんだけど。
繰り返して開いてしまった。
何年もの季節を過ごした気持ちになる。

[nikofuuさんの感想 · 2015年2月7日]

一本の木のが、四季と通しての移り変わり。
とても絵がきれいで、絵を見ていて色々な想像が
広がる。
あっという間にページはめくれるけど、
一枚、一枚をじっくり眺めたい。

[あーくんさんの感想 · 2024年1月15日]

木にのぼってるね　あ、どんぐりー！りすが食べてるよ！　白くなってるところは冬ってこと？！　と反応していました。

[クレクレダンスさんの感想 · 2022年8月14日]

大樹を固定し季節の変化を示すという発想。

[ayaponさんの感想 · 2022年5月18日]

字のない絵本。冬眠していたりすが目覚めてまた冬眠するまでの一年を描く。

[unknownさんの感想 · 2015年12月25日]

読了

[さちよさんの感想 · 2015年10月3日]

文字なしで季節の移ろいを美しく表現していて、絵を見るだけでも楽しい。

[inakagjさんの感想 · 2013年5月12日]

タイトルがいい。

[uraxさんの感想 · 2008年12月21日]

きれいな絵をベースに四季の移り変わりを表現した本
時はなく感じる絵本だと思った。

☆3.5

[かえでさんの感想 · 2008年1月5日]

雪のなかに立ついっぽんの木。葉は落ち、古い鳥の巣が枝に残っているばかり。けれど雪におおわれた地面のなかには、たくさんの命が眠っているのです…。季節のうつりかわりと生き物たちのいとなみを、大きな木を主役に描きます。絵だけの本。

著者プロフィール

1931年ミラノに生まれ、ブレラ国立美術学校で絵画を学び、そこで出会ったエンゾ・マリと結婚。1960年代半ばまで生活を共にする。デザイナーとして仕事をしていた2人は、子育てをしながら新しい絵本のアイディアを練り、1960年『りんごとちょう』を発表。その後イエラは、イタリアの子どもの本の歴史に大きな足跡を残したエンメ出版と出会い、代表作『あかいふうせん』『木のうた』を含め、1967年から10数年間に、同社で8冊が刊行。晩年、長い間世間から隠れるように暮らしたイエラは、多くのことを語らないまま、2014年1月に逝去。

「2015年 『にわとりとたまご』 で使われていた紹介文から引用しています。」