木のうた (海外秀作絵本)

  • ほるぷ出版
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593500611

感想・レビュー・書評

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  • しんとした雪の中に立つ木の影
    地下に眠るリスと種たち
    やがて彼らは目を覚まして

    シンプルな絵のみで大樹の四季を描いた絵本。
    芽吹いて、緑が溢れて、鳥たちが巣をつくる。
    モノクロの冬から色鮮やかな季節に変化していく。
    動物たちも楽しそう。
    どんぐりって紅葉の葉の中にある印象だったけど、緑の葉の中で色づくものなんだ!とびっくり。今更なんだけど。
    繰り返して開いてしまった。
    何年もの季節を過ごした気持ちになる。

  •  雪の残る早春の芽吹き、緑のまぶしい夏、紅葉の秋、雪に閉ざされる冬……大きな木の1年を美しく描いた、文字の無い絵本。

     図書館本、再読(再見?)。
     美術の教科書に載っていて一目惚れした絵本。
     木の位置は画面上で固定されていて動かず、花を咲かせたり、葉が色づいたりするだけ。そこが実に木らしい。当たり前ではあるんだけど。

     よく見たら、題字がおどろおどろしい?(笑) なぜこういう字にしたのか……。

  • 雪の上にどっしりとそびえ立つ大きな木。
    地面の中にスポットを当てると、宝物のように種がキラキラ光り、リスが丸くなって眠っています。
     
    移り変わりゆく季節の中で、木やそのまわりの生きものや草花はどのように姿を変えていくでしょうか。

    文章はなく、絵だけで四季を見ていきます。

    初夏の頃の緑がキレイです。

  • 木がみつめる四季の巡りを文字なし、絵だけで語る。
    私のベスト絵本の一つ「あかいふうせん」の著者。
    他の作品があると知らずにいた。

    期待に違わず素晴らしい。
    特に点描の一枚は圧巻。冬に移るその静けさが浸みてくる。

  • 一本の木のが、四季と通しての移り変わり。
    とても絵がきれいで、絵を見ていて色々な想像が
    広がる。
    あっという間にページはめくれるけど、
    一枚、一枚をじっくり眺めたい。

  • まだコンピューターなどない時代に、とても精密に描かれた作品。木のある1点から、四季を丁寧に追っていく。
    静かな本。

  • 木にのぼってるね あ、どんぐりー!りすが食べてるよ! 白くなってるところは冬ってこと?! と反応していました。

  • 文字を使わず、季節の移ろいを表現する。その壮大さと儚さに泣きそうになる絵本。

  • これは究極の絵本!

    文字がなくても通じる絵本。

    四季が無い国では、どんな話になるのだろう(^_^)
    色々な話し方ができる。
    子どもたちにも読んでもらうことができる。

    正解はないから自由に読んでみよう!!

  • イエラ・マリ (著)

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著者プロフィール

1931年ミラノに生まれ、ブレラ国立美術学校で絵画を学び、そこで出会ったエンゾ・マリと結婚。1960年代半ばまで生活を共にする。デザイナーとして仕事をしていた2人は、子育てをしながら新しい絵本のアイディアを練り、1960年『りんごとちょう』を発表。その後イエラは、イタリアの子どもの本の歴史に大きな足跡を残したエンメ出版と出会い、代表作『あかいふうせん』『木のうた』を含め、1967年から10数年間に、同社で8冊が刊行。晩年、長い間世間から隠れるように暮らしたイエラは、多くのことを語らないまま、2014年1月に逝去。

「2015年 『にわとりとたまご』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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