- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593501250
感想・レビュー・書評
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グリム童話の中ではマイナーなお話ですが、絵本としてはお姫様12人分のドレスをル・カインの絵で!というのが最大の魅力。ビジュアルがともなってこそのお話ですね。
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タテ19.2cm,ヨコ25.2cm。原話はグリム。お話自体はシンプルなもの。絵はエロール・ル・カイン。今回の絵は、夜のシーンが多いこともあって、全体に霞がかかったようなタッチ。12人も登場するお姫様たちの衣装はもちろん、ポーズから顔の表情にいたるまで、どの絵も丁寧に描き分けられている。この中から、あえて1点をとるなら、仮面舞踏会風の月夜の1枚か。物語の最後で主人公の兵士は究極の選択を迫られる。可憐な末のお姫様か、優雅な総領のお姫様か。私も彼の選択と同じ。なにしろ末永く一緒に暮らさなければならないのだから。
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人物たちは昔話にありがちな描かれ方をしているけども、しかし1ページ1ページがとても美しい
お召し物や途中の景色を見るたびにほぅっとため息をついてしまう
文章周りの文様も美しいが、それだけでなくクスリと笑える絵もあって、子供と読んでみたい
文章と、絵と、どちらに夢中になるだろう -
さくらももこさんのエッセイ「憧れの魔法使い」に出てくる絵本でぜひ読みたくなって。
地下のお城って何?王子様って誰?と想像力の枯れた大人には突っ込みどころ満載の内容だけれど、ル・カインの絵はとても美しかった。
これからの時代の子供たちにもデジタルな絵ばかりではなくル・カインのような繊細で美しい絵本も読んでほしいと思います。 -
・・・・・・それで・・・・・・地下の国の王子様たちは・・・・・・一体誰だったのかしらん・・・・・・???????????
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<閲覧スタッフより>
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所在記号:726.6//GRJ
資料番号:20045818
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請求記号:376.159/Gr 図書ID:2087138
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エロール・ル・カインの書き込みの細かい装飾の多い絵は素敵だ。いつまで見ていても飽きない。特に金の林と銀の林は本当に美しい。
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「あのお婆さん、結局なんだったの?」「ダイヤモンドが森になるくらいあるんだからさ、もっともらっちゃってもよくね?森になるくらいあんだぜ?」(S9)
細かくて綺麗な絵。みていてウットリ。
朝になると靴がボロボロになるくらい踊っているらしい12人のお姫様。
その謎を解いたものに姫一人と結婚して国を継がせるという王様の御触れに、一人の兵士が名乗り出て。
なんと!惣領のお姫様が一番かしこく、美しいだって!
なぜかいつも末っ子ばかりがヒーローヒロインなのに。
ハッピーエンドも深い味わいがあるなあ。
ラストの待ちぼうけな感じ楽しい。