おねえちゃんは天使

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 67
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593503773

感想・レビュー・書評

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  • スタートから学校の廊下に立たされた男の子ウルフくん。ぼくが生まれる3年前に生まれるずに亡くなったおねえちゃんのことが大好きです。で、女装しておねえちゃんになってあちこち行ってみたのですが、両親に情報がはいります〜。こんな発想の絵本にはビックリでしたね。

  • ウルフ・スタルク×菱木晃子の作品というだけでワクワク。

    まず最初の

    「人が天国へ行くのは、ラクダが針のあなをとおるより、むずかしいのよ」

    という先生の言葉がユニーク。

    おねえちゃんは、生まれるまえに、ママのおなかの中でしんでしまったのでもちろんウルフは会ったことはないのだけれど、想像力を働かせていろいろ考えたり行動する様子に笑ったり切なくなったりするお話です。

    読み聞かせなら低学年から、自分で読むなら中学年から。







  • 会ったことのないお姉ちゃんを喜ばせたくて、色々なことをするウルフ。可愛く健気な弟です。お姉ちゃんもうれしかったよね。
    裏表紙の猫ちゃんとってもキュートです。

  • 主人公と同じく、天使になったお姉ちゃんを持つ娘は、どんな気持ちで読んだだろうか。母娘共に、涙を我慢することが出来ず、読んだ後も感想を語り合うこともなく、二人ですすり泣きながら眠った。
    不思議な物語だ。涙は流れるけれど、ちっとも悲しくないし、どちらかというとユーモアにあふれている。きっと、会ったことのない天使のお姉ちゃんは、この先の娘を支えてくれるだろうと思う。そういう人がいてくれて、娘は、本当に幸せだなあと思う。ありがとう、お姉ちゃん。これからも妹をよろしくね、お姉ちゃん。
    私のために買った絵本だったけれど、娘と一緒に読めて良かった。

  • いたずらで,やんちゃな少年が,会ったことのないおねえちゃんに思いをよせるお話。その方法は奇抜だけれど,やさしい気持ちの詰まった本だと思いました。

  • スタルクはどれだけ私を泣かせたら(ry

  • スタルグの自伝的?お話。ベッラ(おじいちゃんの口笛)も、登場します。こういう寂しい思いを子供にさせちゃいけないよね〜。ママのお腹で亡くなってしまったお姉ちゃんがウルフの目の前に現れるお話。ウルフは感受性豊かないい子です。切ないね〜。

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著者プロフィール

スウェーデン、ストックホルム生まれ。現代スウェーデン児童文学を代表する作家。リンドグレーン賞などさまざまな賞を受賞していて、日本でも多数の作品が翻訳されている。著書に『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)、『シロクマたちのダンス』『夜行バスにのって』(偕成社)、『ちいさくなったパパ』(小峰書店)、『パパが宇宙を見せてくれた』(BL出版)などがある。

「2024年 『難民を理解する絵本(全2巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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