- Amazon.co.jp ・本 (34ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593504381
作品紹介・あらすじ
想像してごらん。誰もいない廊下の奥から不思議な電車がやってきて、あなたを冒険の旅へつれだしてしまう、そんな夜を…。カナダの画家ロブ・ゴンサルヴェスがえがく、眠りとめざめのあいだの時間。想像力にみちたイラストレーションが、見るものを奇妙な世界へさそいこむ。
感想・レビュー・書評
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夏に涼しげなヒヤーっとする絵本を、と選んだら、先日読んだ「どこでもない場所」と同じ人の本だった。
今回は闇に潜むもの、闇に滲むものが続く。
回廊でのコレはかなり怖い。
全体的にその場面での人々の心が映像化したものが入り混じっていく感じ。
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カナダの画家(ロブ・ゴンサルヴェス)の描いた絵に、想像力を刺激された作家(セーラ・L・トムソン)が、〝眠れない夜〟をテーマに14篇の詩が綴られた、幻想の世界へと誘われる魅惑の絵本です。表紙の「月の乙女」をはじめ「ロウソクの回廊」「眠りにつく畑」「中世の月光」「白い毛布」など、瞼の奥にまで染み入ってくる見事な作品に、目がくぎ付けになります。
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幻想的!夜から膨らみ、育つ想像力。
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カナダの画家ロブ・ゴンサルヴェスの絵に想像力を刺激されたNYの作家セーラ・L・トムソンが詩をそえた絵本
ロブ・ゴンサルヴェスの絵がシーツやカーテン、窓などと自然のものが融合していてすごいっ!!と
思った
なぜか怖い絵本で紹介されていたが
(子どもが見たら怖いか…)
素晴らしい芸術作品だと私的に感じました。
素敵な絵本です。 -
何気なく見つめる絵に騙されていたことに気がついたときのヒヤリ感が凄まじく、それがまたたまらなく魅力的ですっかり魅せられてしまっていました。表紙の絵が特に大好き。夜、月の光が雲の間から射し込み、木々の影が水面に映し出された時、その水面にふと目をやると…幻想的な美しい絵にヒヤリとする怖さが。あ、雪の毛布も好きだなぁ。夜の闇に隠されたもの、月の光で浮かびだされるもの、一枚一枚の絵から物語が生まれそう。「月の乙女」、「白い毛布」「中世の月光」「ロウソクの回廊」など絵のタイトルも想像力をぷくぷくさせてくれます。(2009年10月読了)
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この不思議絵本のテーマは「夜」。月や星、雪あかり、小さな灯火。幻想的で、ちょっと怖い世界です。
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夜の森に広がる雪のシーツ、カーテンを切り抜いてできた夜の街、夜の空を飛ぶ子供たち……。夜に広がる幻想の世界。
図書館本。
シュールレアリズムかだまし絵か、空想の翼が広がる絵本。子供向けな感じの訳ではあるが、大人向けだと思う。
ネットで画像を見た時はかなりリアルな絵に見えたが、実際はそれほどでも。リアルに寄せようと頑張ったアンリ・ルソーというか、デッサンがイマイチなオールズバーグというか……。残念ながらあまり好みじゃない画風と判明。表紙の絵はかなり好きなんだけども。
そこそこリアルではあるので、絵が怖くて泣いてしまう子もいるかも???
ちょっと既視感のある絵も数点。ナルニアとかE.T.とかね。 -
マグリットとエッシャーを足して幻想的にしたようなトリックアートと詩が美しい作品です。シリーズ全て読みたい。私も子供もお気に入りです。
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想像してごらん......
とても面白い作品です。布団が雪に......カーテンが街明かりに......筆者はなんて想像力豊かなんでしょう。
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図書館本。だまし絵? ちょっと不気味で、不思議な絵。奇妙世界へ…。 この絵本は、まず、絵が先にあって、それに詩をそえたんだそうだ。