ヒギンスさんととけい

著者 : パット・ハッチンス たなかのぶひこ

• ほるぷ出版 (2006年3月1日発売)

作品紹介・あらすじ

もし玄関の時計と、屋根裏部屋の時計と、台所の時計が、どれも少しずつちがっていたら、いったいどの時計が合っているのでしょう?ヒギンスさんは、こいつは時計がこわれてしまったと思ったのですが、じつはぜんぶの時計が合っていたのです!時計の読み方をおぼえようとしている子どもたちは、作者パット・ハッチンスの生きたユーモアを楽しみ、このお話の明快の論理をかみしめることでしょう。この本は、こどもの心のなかに時を刻んでやまない絵本なのです。

感想・レビュー・書評

[じゅんさんの感想 · 2007年11月14日]

2006年に復刊しました。

ヒギンスさんは屋根うらから時計を見つけるが、時間が合ってるかわからない。
そこでもうひとつ時計を買い、３階に置いて、屋根うらのと合ってるか確かめるが…？

ま、大人が読んだら不思議でもなんでもないんだろうけど、「時間・時がたつ」感覚がわかる年齢の子供には、読んで好評でした

余談ですが、この本は私が中学時代に先生から読み聞かせしてもらい、

「おもしろいなぁ〜」

と思いつつ、タイトルをすっかり忘れて10数年…

2006年の復刊当時、なぜか名古屋旅行で立ち寄った某有名絵本屋さんで運命の再会を果たした本でもあります。

[ayaponさんの感想 · 2023年4月17日]

移動する時間がかかってるってことがわからないと面白さはわかりにくいかも。

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年4月13日]

「もし玄関の時計と、屋根裏部屋の時計と、台所の時計が、どれも少しずつちがっていたら、いったいどの時計が合っているのでしょう?ヒギンスさんは、こいつは時計がこわれてしまったと思ったのですが、じつはぜんぶの時計が合っていたのです!時計の読み方をおぼえようとしている子どもたちは、作者パット・ハッチンスの生きたユーモアを楽しみ、このお話の明快の論理をかみしめることでしょう。この本は、こどもの心のなかに時を刻んでやまない絵本なのです。」

[Yoh!!さんの感想 · 2022年10月15日]

3歳5ヶ月。
まだ早かった。時計がわかってないと面白さがわからない本。

[ニャーテンさんの感想 · 2022年10月1日]

屋根裏で立派な時計を見つけたヒギンスさん。
時刻が合っているかを確認するため新たな時計を購入するが、その時計を置いた寝室と屋根裏を行き来すると時差が生じて正しい時刻がわからない。そのため次々と時計が増えて…。
時計の見方を習った6歳の息子は文字盤を見るより、ヒギンスさんが次々新しい時計を購入する展開に「えっ！買うんか～笑」とケラケラ。読後に「お父さんは時計してるけどお母さんはいつもしてないね」と親の腕時計の有無の鋭い指摘までw
いろいろツッコミどころ満載のヒギンスさんだったけど楽しい読み聞かせタイムになった。

[勝村 優さんの感想 · 2022年8月6日]

よかった

[えいじさんの感想 · 2022年6月23日]

何かクイズみたいな時計の問題でしたね。

[hibiehonさんの感想 · 2019年11月3日]

2017.2.13
絵がおしゃれ。めちゃめちゃすてきなおうち。時計がわかるようになってきた頃に読んであげたらすごくおもしろいだろうな。ドタバタが楽しい。もう少しあたためておきたい。わたしもヒンギスさんみたいなすてきなとけいがほしい。

[東光小学校 図書ボランティア「そよかぜ」さんの感想 · 2019年6月6日]

時の記念日によせて、選んでみました。

[unileafさんの感想 · 2018年8月2日]

UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
コメント欄に「貸出希望」と書いてください。
（送り先の住所などはここに書かないでください。）

著者プロフィール

1942年、イギリス・ヨークシャー生まれ。リーズ美術大学でイラストレーションを学ぶ。ニューヨークで児童書のイラストレーターを志す。『ロージーのおさんぽ』(偕成社)でデビュー。1974年、『風がふいたら』(評論社)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。その他の作品に『ティッチ』(福音館書店)、『おまたせクッキー』『ベーコンをわすれちゃだめよ!』(いずれも偕成社)などがある。2017年逝去。

「2019年 『なんにかわるかな【新版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」