- 本 ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593504763
感想・レビュー・書評
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クリスマスも間近となったので、図書館ではやめに借りた1冊。
ちがう作者のおなじタイトル「ちいさなもみのき」が並んでいて、読み比べしてみようと2冊とも借りました。
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小さな丘で生まれたちいさなもみの木は、遠くに見える大きなもみの木の森で暮らすことを夢見ていました。
そんなある日、ちいさなもみの木はトラックに乗ったおじさんに掘り起こされ、街で売り出されます。
最後まで残ったちいさなもみの木を買ったのは、ちいさなちいさなおじいさんとおばあさんでした。
ちいさなもみの木は、おじいさんとおばあさんの家できれいに飾りつけされ過ごすのですが、気分は晴れず…
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もみの木は植物なので、自分の意志では動くことができません。
なのに、いつかは大きなもみの木の森で暮らしたいという願いが冒頭からでてきたので、すこしせつなくなりました。
ただちいさなもみの木は、物語のあいだ中、ずっと自分の運命を嘆いているので、悲劇のヒロインみたいにおもえてこちらの気持ちがすこし引いてしまいました。
そのため、ちいさなもみの木のことを素直に応援できず、ラストも「そんなうまくいく??」とおもってしまったのでした。
絵はとてもやわらかく、かわいらしい絵でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館本。大きな森で育つことを夢見る小さな小さなもみの木。クリスマス前に、ツリーとして売られおじいさんの家に。そこから、植林された場所は大きな森。程よく物語がまとまってます。
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小さな家、小さな老夫婦、ほんのりするクリスマスだわー
河野万里子の作品





