ちいさなもみのき

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 79
感想 : 5
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  • 本 ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593504763

感想・レビュー・書評

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  • クリスマスも間近となったので、図書館ではやめに借りた1冊。
    ちがう作者のおなじタイトル「ちいさなもみのき」が並んでいて、読み比べしてみようと2冊とも借りました。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    小さな丘で生まれたちいさなもみの木は、遠くに見える大きなもみの木の森で暮らすことを夢見ていました。
    そんなある日、ちいさなもみの木はトラックに乗ったおじさんに掘り起こされ、街で売り出されます。
    最後まで残ったちいさなもみの木を買ったのは、ちいさなちいさなおじいさんとおばあさんでした。
    ちいさなもみの木は、おじいさんとおばあさんの家できれいに飾りつけされ過ごすのですが、気分は晴れず…

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    もみの木は植物なので、自分の意志では動くことができません。
    なのに、いつかは大きなもみの木の森で暮らしたいという願いが冒頭からでてきたので、すこしせつなくなりました。
    ただちいさなもみの木は、物語のあいだ中、ずっと自分の運命を嘆いているので、悲劇のヒロインみたいにおもえてこちらの気持ちがすこし引いてしまいました。
    そのため、ちいさなもみの木のことを素直に応援できず、ラストも「そんなうまくいく??」とおもってしまったのでした。
    絵はとてもやわらかく、かわいらしい絵でした。

  • 図書館本。大きな森で育つことを夢見る小さな小さなもみの木。クリスマス前に、ツリーとして売られおじいさんの家に。そこから、植林された場所は大きな森。程よく物語がまとまってます。

  • 小さな家、小さな老夫婦、ほんのりするクリスマスだわー

  • 2013.12.16市立図書館
    丘から掘りおこされて、町でもみのきとして売られてある老夫婦のもとにやってきたちいさなもみの木、りっぱなもみのきの森でくらしたいという望みはいつかかなうのでしょうか。クリスマスが終わってツリーの役目を終えたもみのきの運命は?
    もみのきといっしょにどきどきしてほっとするお話。

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