どろんこのおともだち

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 181
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593505234

作品紹介・あらすじ

あるあさ、シャーロットにこづつみがとどきました。なかからでてきたのは、ドレスをきたきれいなおにんぎょう。でもシャーロットは、おにんぎょうなんてほしいとおもったこともありませんでした。それより、どろんこあそびや木のぼりがすきなのです…。丁寧な絵であたたかく描かれる元気いっぱいの女の子のお話。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本。次女に借りてきた絵本を長女ももれなく読むシリーズ。プレゼントの人形が表情をつけ、おしゃべりを始める。

  • シャーロットに届いた可愛いお人形に対して、シャーロットはどろんこになるまで遊んでしまう。人形も、シャーロットの遊びに対して、感情があるかのように、楽しそうな描写が垣間見える。

    遊び過ぎてドロドロになってしまった後、おばあちゃんに怒られるかと思いきや、「お友達が見つかってよかったね」とおばあちゃん。

    「女の子はこうあるべき」とかいうあるべき論を否定し、また子供の奔放さも制限をかけてはいけないというメッセージが強く感じられたし、

    絵の中の細かい描写も、見る時期によって、気づく箇所が違うこともあり、色々発見があった。

  • まあまあ

  • 8歳の娘がどちらも好きなバーバラマクリントックさん

    バーバラの部屋が魅力的で、遊びもなんとも豪快

    おばさまがまた素敵です!
    こどもの心を持った方✨

  • ただ飾られているだけがお人形じゃないよね。
    プレゼントしてくれたおばさまの考えが素敵でした。大切なお友達になりました。

  • 図書館

  • シャーロットの部屋の絵がとても素敵。段々とシャーロットとブルーノとダリアが仲良くなっていく様子が微笑ましく、エズメおばさまの言葉が嬉しい裏切りで、とても楽しく読みました。

  • ある日、シャーロットがくまの人形のブルーノと泥遊びをしていると、親戚のおばあさんから小包が届く。
    中に入っていたのは素敵なドレスの澄ましたお人形。
    シャーロットはお人形遊びをするよりも外で遊ぶ方が大好き。
    シャーロットの部屋は昆虫の標本や飼っている生き物でいっぱい。
    この部屋に来たからにはここのルールを守ってもらう、というシャーロット。
    さっそく人形を外遊びに連れ出す。
    シャーロットは人形の服の色がダリアに似ているので、人形にダリアという名前をつける。
    川で釣りをしたり、荷車に乗って丘を駆け下りたり、木登りをしたり。
    一緒に遊んでいるうちに人形の服は泥だらけでぼろぼろになっていくが、人形のツンとした顔もだんだんとにこやかになっていく。
    木の枝に登った時に、風に煽られてダリアが落ちてしまう。
    シャーロットは急いで家へ帰り、お風呂に入れて、包帯を巻いて、ベッドに安全に寝かせて看病をする。
    その夜、ダリアの様子もよくなったころ、ダリアを送ってくれたおばあさんがやってきた。
    そのおばあさんはかつてのダリアのようにきれいなドレスを着て、ピンと背筋を伸ばして座っていた。
    おばあさんは贈った人形はどうなったの、とダリアを見ると、にっこり微笑んで、ショーウィンドウに飾られた人形を見てこの子はもっと外で遊んだ方がいい、シャーロットならきっと外で遊んでくれるだろう、と思い送ったのだと言う。
    自分がシャーロットのように飛び回る元気があれば、もちろん自分がそうした、とも。
    そうして、シャーロットには一緒に遊ぶ友達が増えたのだった。

    ページを追うごとにダリアの服が汚れてぼろぼろになっていく反面、表情がだんだん柔らかくなるのが素敵。

    ツンと澄ました厳しそうなおばあさんも、シャーロットが人形をぼろぼろにしたことを怒るのかと思いきや、ちゃんとシャーロットのことを知っていて送っていて素敵。
    おばあさんもかつてはシャーロットみたいなおてんばな娘だったのだろう。

  • 自然なおてんば具合がすてきです。気持ちのいい読了感!

  • 人形なのに笑顔になったりと
    まるで小さなお姉さんらしく振舞っていた事に驚きましたが、
    よく考えると私も小学校低学年迄は人形は人間と一緒で生きていると思っていた時期がありました。
    ワゴン競争は近所に丘が無かったのでした事はありませんが、
    どろ遊びは良くしていたので懐かしんで、当時を思い出しながら楽しく読みました。

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著者プロフィール

米国ニュージャージー州生まれ。19歳で絵本作家を志し、ニューヨークに移る。現在は、家族と3びきのネコとともにコネチカット州に住む。日本で刊行されている本に、『ないしょのおともだち』『おじいちゃんのコート』(以上、ほるぷ出版)、『シモンのおとしもの』(あすなろ書房)、『シンデレラ』(岩波書店)など。

「2019年 『数字はわたしのことば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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