- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593505562
作品紹介・あらすじ
「としょかんって、なんだ?」文字が読めないキツネは、図書館や本がどんなものなのか、しりませんでした。けれどネズミがだしてくれた絵本はなんだかおもしろそうです。キツネはいすにすわると絵本をひらきました-。本がむすんでくれたネズミとキツネのあたらしい関係。
感想・レビュー・書評
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図書館を紹介した絵本はたくさんあっても「夜の」というのは初めてだし、文字の読めないキツネさんが主人公というのも新しい。
ネズミを捕まえようと図書館に追いかけてきたキツネさんが、初めて出会う本の数々。
私たちが始めて図書館というものに出会ったときの高揚を思い出す。
わぁぁ~、こんなにたくさん・・!読みきれるかなぁ・・というあの気持ち。
文字が読めなかったキツネさんは、それまでは本も図書館の存在にも無知。
ネズミに教えられて開いてみるうちに、どんどん興味の世界が広がっていく。
面白いのは、いつの間にか追いつ追われつの関係が消えてしまい、本を通じて仲良しになってしまうところ。
獲物のはずのニワトリをくわえて来て、そのくわえたニワトリに文字を読んでもらうのだ。
この、ニワトリの表情も面白い。
好奇心がどんどんふくらんで、自分で本を探すようになるキツネさん。
気持ちの変化は、周りの変化にも繋がっていく。
かたやネズミのほうは図書館通(笑)。
図書館の使用法のアドバイスも、読み逃しなく。
バックが暗いので、白い文字がとても読みやすくて有難い。
挿絵もくっきりと鮮やかで遠目が効く。
綺麗でユーモアあふれる図書館の紹介本として、すぐれものである。
約8分。小学生以上、かな。 -
文字が読めないキツネが、うまそうなネズミを追いかけて行った先は<夜の図書館>でした。「シ-ツ!静かに。ここはみんなが本を借りて読むところだよ。本を読むといろんなことが分かるんだから」「おれ・・字が読めないんだよ。」そこでネズミはCD のついた絵本を選びだし、貸出カードを作ってあげました。やがて図書館に通い始めたキツネは、食べようと思っていたニワトリと一緒になって、お気に入りの本を選ぶのに大忙しでした・・・。 知らない新しい世界の扉を開いてくれる、図書館へのお誘い絵本です。
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読書の秋ということで、明日の図書館放送で読む予定。
よるのとしょかんにネズミとキツネが忍び込んで、意外と熱心に本を読んでるのが可愛い。
放送だから絵が見せられないのが残念だけど、キツネが本をくわえてる絵が気になるからまぁいいかな。 -
読んだ年齢:4歳。
図書館から借りて読み。3日間連続読み。なじみのある“図書館″の物語だからなのか、楽しそうに見入っていた。親目線で物語を見るならば、図書館では静かにする、というルール重視的な(高圧的?)絵本『図書館ライオン』に対し、こちらの絵本は高圧的な感じもなく、読みやすい。動物同士でルールを教え合う?感じも良かった。子供的にはどちらも楽しい本だったみたいだが。 -
文字のよめないきつねが図書館という知らない場所に出会う。図書館の利用の仕方もよくわかる1冊。
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6歳5ヶ月の娘へ。
おお!さっそく教えてくださったんですね。
何何?池袋は夜の10時まで開いているのですか?!
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おお!さっそく教えてくださったんですね。
何何?池袋は夜の10時まで開いているのですか?!
しかもサラリーマンの方が(たぶん仕事帰りに)勉強しているとは。
図書館て、そういう方のためにも開けておくべきなんでしょうね。
調べるにも便利だし。調べたいものがどこにあるか検索できるし。
でもその時間までカウンターにいてくれるのはパートさんかもしれませんね。
いいですねぇ、限りなく羨ましい話です。
これ、タイトルがすごくいいですね!
宵っ張りのせいか、「よるの」ってつくだけでとても魅力的になる気がします。
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これ、タイトルがすごくいいですね!
宵っ張りのせいか、「よるの」ってつくだけでとても魅力的になる気がします。
(図書館も本屋さんも、たくさんの本に囲まれている場所はワタシには
朝・昼・夜、24時間魅力的ですが(^m^) )
「よるの」とつくと、コトバだけで物語感が出ますね。
夜の博物館、夜の学校、夜のデパート・・・なんて
うん、わくわくしてきます(* ̄∇ ̄*)
まずは図書館の夜から。
ぜひ読んでみようと思いますです♪
コメントありがとうございます!
うっふっふ。九月猫さんは宵っ張りさんなんですね。
実は、なんで「図書館」に「...
コメントありがとうございます!
うっふっふ。九月猫さんは宵っ張りさんなんですね。
実は、なんで「図書館」に「夜」が付くんだろう?って思って読んだのがきっかけなのです。
でもおかげで、背景が黒なので、まぁ読みやすいこと!
いや、「夜の学校」は少し怖いかも・・(笑)
でもそれ以外は確かにワクワクしてきますね。
お近くの図書館に、この一冊がありますように!