- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593505654
感想・レビュー・書評
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家出が発端になってはいるのだけれど、とても豊かな絵本だなと思う。子ども時代にこのような秘密基地のような場所がたくさんあるのは心底うらやましい。
最後に帰る場所がお家っていうのも安心する。
子どものお話の特徴である、“行って帰ってくる“に当てはまるのかな。どこかへ出かけ、冒険をして、帰ってくるというような。
詩のような文章もいい。(原文も読んでみたくなる)
繰り返しも楽しく、リズムも心地よく、白黒の絵が描かれた絵も好み。
空想の世界が描かれているとしても、とても豊かな子ども時代が描かれているなぁ。
我が家の子たちはまさにこんな感じの4人兄弟だったので、自分の子たちを見ているようで微笑ましかった。こんな豊かな環境ではなかったけれど、家の中でごっこ遊びを展開していたなぁと。でも、頭の中はこんな感じだったのかも…だといいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
黒一色の絵で、4人兄弟が表情豊かに描かれています。
イタズラを両親に叱られた子ども達は、家を飛び出し木の上や池、洞窟など色々な所で暮らしてみますが…。
釣りしたり、宝探ししたり外遊びが本当に楽しそう! -
4きょうだいが、家出をしていろんな住み処へ行くけれど、いろいろあってあちこち住み替え、結局我が家に戻るお話。
2色刷りのシンプルな画面、細い線できれいに描かれた絵、ちょっとトム・ソーヤを思わせる本気の“秘密基地”がとても魅力的な絵本。 -
★★★★☆
お父さん・お母さんのケンカで家にいるのがイヤになった兄弟姉妹がみんなで家出!
木の上のおうち、小さな池の上に浮かべたいかだ、洞穴など、ステキな場所に次々に引っ越していきます。
次はどうして引っ越すことになったと思う?
子どもたちと想像しながら。
繰り返しとお家が1番!の安心感がよい。
セーターとマフラーが出てくるけど、夏の歌をうたうカエルや秋の落ち葉が出てきたり。
春夏秋冬というわけでもなさそうだし、季節がちょいとチグハグな感じはしました。
が、お話の楽しさには影響してないと思う。
(まっきー) -
タイトルに惹かれて読みました
子供たちの可愛らしいお話でありながら、自分と重なる部分や心に響くものがありました
大きくなってから読む絵本は一呼吸置ける存在だなと感じた作品でした -
978-4-593-50565-4 40p 2014・7・10 1刷
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2015.10.26
色んな所に家出します。 -
[墨田区図書館]
何となく、「かいじゅうたちのいるところ」などのように、家(現実)から逃避して、家に帰ってくる子供の空想のように書かれた本。ただ「家をつくる」とあったので、その顛末から息子には「さんびきのこぶた」のように感じたみたい。家がなくなるところで面白がっていた。