花の妖精たち 春

  • ほるぷ出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (54ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593522002

感想・レビュー・書評

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  • シシリー・メアリー・パーカーの花の妖精の詩画集ですね。
    花の妖精の春の詩画集です。

        春のまほう

     自然の世界はとても古い
       けれど年ごとに
     木の芽が吹きだすと
       すっかり生まれかわる

     自然の世界はとても古い
       ときには悲しそう
     けれどヒナギクが咲きだすと
       すっかり楽しそうになる。

     自然の世界はとても古い
       けれど春ごとに
     また若がえって
       フェアリーが歌をうたいだす。


       ラッパズイセンのうた

     私は みんなにあいされるの。
     つぐみやむくどりも 花のさく梢で
     私のことを 声高く話しているわ。
     「レントにさくユリ」とよばれる私は
     はるか遠くに 春の訪れをきいたのですもの。
     私のペチコートやガウンをほめそやす声で
       果樹園はいっぱい。
     ほら、あそこで遊んでいる子どもたちも
       こう言ってるわ。
     「かわいいラッパのスイセンが 
         とうとう町へやってきた」


        野生の三色スミレのうた
     (フェアリーの話しでは)豪華なビロードのように
     庭のかこいのなかに パンジーが咲いている。
     パンジーの美しさを ほめるときに
      ぼくのことも 思いだしてね。
     だって、かわいい野生の三色スミレは
       パンジーのなかまだもの!

     春さきに ぼくをさがしにきてね
      庭のかこいの外の 畑を通って!
     きれいな名まえや うたが
      ぼくには たくさんある。
     ぼくは「心のなぐさめ」だから
      いちばんきれいなはずだ!

    春の訪れをうたう、フェアリーの高らかなメロディーが聴こえてきそうです。
    可愛らしい妖精と花たちの饗宴は優しさに満ちあふれていますね。

  • 花の妖精たちのシリーズのひとつ。

    クロッカスやひなぎく、たんぽぽ…他、春のはなの妖精たちのうたが載っています。


    ※ここから先は全ての花の妖精たちシリーズのコメントに添えています。

    小さな頃に図書館で読んで、ずっと好きで手元に置きたくて置きたくて
    探しまくって、見つけました。
    私が持っているのは実際にフェリシモ出版のものなのですが、
    図書館で読んでいたのはこのほるぶ出版のものです。
    英文と和文ありますが、どちらも素敵だと私は感じます。
    白石かずこさんの和訳はぴったりでしっくりきますし、
    読めない英語でも充分伝わるものがあるからです。

    フェリシモ出版に比べてほるふ出版は小さくて、少し荒さも目立ちますが
    持ち歩くにはちょうど良い大きさ。
    まだこちらは中古で手に入る機会もあります。
    ただお値段がそうとうなので、購入はよく考えて。
    図書館で借りる事も出来きます。

    晴れた日のピクニックに持参して、お外で本物の花を見ながらランチを食べて
    この絵本を開くと、なんとも言えない幸福感になります。
    美味しい紅茶とケーキがあれば最高です♪
    (借りた本をピクニック持って行く時は要注意。古い本なので痛みやすいです。
    丁寧すぎるぐらいの扱いで、ちょうど良い思われます)

  • 昔、森永ハイクラウンチョコに入っていた「フラワーフェアリーカード」の元になった画詩集

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