パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 2

  • ほるぷ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593533879

感想・レビュー・書評

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  • パーシー・ジャクソン二冊目。

    西洋文明はギリシア神話の神々とともにあり、神々のいるオリンポス山は昔はギリシアにあったがその後は世界を点々としている。オリンポス山があるところが世界でも輝いている場所。そして現在オリンポスがあるのはアメリカのニューヨーク。
    ギリシア神話の神々は死なない。そして怪物たちも巨人族たちも死なない。倒されたらしばらく消えるがまた蘇る。そして怪物たちはハーフの子どもたちの匂いを嗅いで襲いかかってくるのだという。
    そんなハーフの子どもたちを集めた訓練場がある。

    訓練場を怪物たちから守っているのは、境界線上にある”タレイラの松”という一本の木だった。
    タレイアはゼウスと人間の女性との間に生まれた娘だった。しかし怪物に襲われ他のハーフ仲間を庇って殺された。父のゼウスはタレイアを松の木に変えて訓練場の守りにさせた。
    しかし最近そのタレイアの松に毒を流しこんだものがいる。松は枯れかけて、訓練場に怪物たちが襲いかかってくるようになった。

    主人公パーシー・ジャクソンはポセイドンの息子だ。
    本当は、ビッグスリーと呼ばれるゼウス、ポセイドン、ハデスは人間との間に子どもを作らないと約束していた。彼らの子どもが人間社会に与える影響が大きすぎ、それは神々の世界にの危険が及んでしまうのだ。その上預言者が「ビッグスリーの子どもが16歳まで生き延びたら、オリンポスの運命を決定する決断をする」という神託を出しために、パーシーは神々からもハーフ訓練場でも警戒対象だった。
    しかし今は訓練場を守るためにタレイアの松を復活させなければならず、そのためにはかつてヘラクレスも求めた金の羊の皮を取りにゆかなければならない。
    パーシーはアテネの娘のアナベス、そしてポセイドンと二ンフの間に生まれた(つまりパーシーの異母弟)一つ目キュプロクスのタイソンとともに、金の羊の皮がある”魔海の海”を目指す…。

  • ブログ投稿前のメモ。▼よりギリシャ神話がうまく話に盛り込まれていた。▼次へつながる終わり方。▼次も早く借りたいが図書館の本がいっぱい。

  • パーシーとキュクロプスの戦いが圧巻だった。
    登場人物の容姿や性格がよく表れている。

  •  あたかも米TVドラマ Season1の終りのようなラスト!
     これでは続きを読みたくなること必至!

  • 読了。
    映画を観終えたばかりで、それと重ね合わせながら読んでみたけどやっぱ映画では語られていない所がいろいろあって楽しめた。

    知らない神話や神話のキャラもたくさん出てくるので、まだまだギリシャ神話を知りたいと思う。

    タイソンすぐ戻ってくるかなー。大活躍で正直パーシーより目立ってたしね。

    もう1人のハーフの復活で続きが楽しみになってきた。
    (160805)

  • 海へ~パーシーはサテュロスのグローバーがフロリダで怪物に追い回れている夢を見た翌日、学校最後の日、いじめっ子に挑発され、ドッジボールの試合で現れた怪物の放つ青銅の玉に殺されそうなところをアナベスに救われ、ホームレスのいじめられっ子の大男タイソンが一つ目巨人キュクロプスであることが分かり、ハーフ訓練所は、タレイアの松に毒が撒かれ、結界に綻びが生じている。ケイロン教頭は責任をとらされ、冥界の処罰の野に立たされていたタンタロス波線写経宗復活を宣言、競走中に怪鳥ステュムバーロスに襲われたのは、ケイロンが残したCDを大音量で流して撃退した。ハーフのキャンプを元に戻すには、金の羊毛が必要だと訴えたが、タンタロスが冒険行きに指名したのはクラリスだった。失望したパーシーの前に現れたエルメスは、水筒とサプリ入りの小瓶を渡し、無許可で出掛けろけしかけ、海馬に乗ってプリンセス・アンドロメダにん乗り込んだが、ポリュペモスの島へ行こうとするが、エルメスの息子でクロノスに味方するルークも乗っていた。隙をついて救命ボートを奪って3人は逃げたが、ルークに態と逃がされたかも知れないと思い始めたが、拾い上げたのは父アレスから南北戦争当時の南軍のバーミンガム号を骸骨兵と操るクラリサであった。カリュブディスを強引に突破しようとして失敗し、スキュラに乗組員をさらわれている内に爆発したバーミンガム号から逃げたパーシーとアナベスはキルケのスパ&リゾートでモルモットに変えられ、アナベスがエルメスから貰った錠剤で辛うじて助かり、アレスの息子の一人黒髭が元に戻って大暴れしている隙に帆船を奪った。セイレンの歌の危険を承知しながら誘惑に負けたアナベスを海の力を使って連れ戻したパーシーは、アナベルから自分の欠点は傲慢さで、ルークのように世界を破壊し尽くして新しい世界を作ろうというのは傲慢で誤っていると告白される。帆船で辿り着いたポリュペモスの島は半分が肉食の羊、半分が草食の島だった。金の羊毛は肉食羊の島にあり簡単には近づけない。小屋のある草食羊の島には救命ボートが着いていてクラリスは煮え立つ鍋の上で吊されている。花嫁姿のグローバーを見て、花嫁にしようとしているのがサテュロスなのを笑っている。クローバーは生で喰わずに網焼きにしろと提案すると、サテュロスを御馳走にクラリサと結婚すると云っている。アナベスは透明人間に恨みを抱いているのを利用し、透明キャップで挑発している隙に二人を救出する作戦を立てるが、アナベルは捕らえられてしまう。窮地を救ったのは、海馬で脱出したタイソンだった。金の羊毛も手に入れた一行は、マイアミに上陸し、金の羊毛と共にエルメスから預かったなけなしの金をクラリスに渡してニューヨークに飛び出させた。クラリサが去って帰る方法を一行の前に現れたルークは豪華クルーザーに場所を移して尋問を始めたが、クラリサを追おうとしたルークを引き留めたのはパーシーの挑発だった。しかし剣の腕はルークが数段上、逃げる作戦を思いつく前に飛び出してきたのはケイロン率いるケンタウロスたちだった。クロノスとの戦いでケイロンが疑われたのは、クロノスの息子であるからだった。ケイロンが復帰したハーフ訓練キャンプで再開された二輪戦車競走はタイソンの技術で勝利したが、タイソンは父ポセイドンに呼ばれて研修のためキャンプを離れた。金の羊毛のお陰で平穏を取り戻したが、効き過ぎて松になったゼウスの子タイレアが人の身体を取り戻した。ビッグスリーの子の一人が16歳になる時、という予言の幅が広がったのだ~英雄とは、神と人のあいのこ(合いの子って差別用語らしい)の事

  • 前巻に引き続き、とにかく面白い! 冒頭からのまさかの展開、そして新たな仲間たち! 考えさせられる、というよりはとにかくそのテンポよく進んでいくストーリーを単純に楽しむ、というのが一番のこの作品。 あまりに、こだわりすぎるとそのわくわくが半減してしまうので厳禁。 童心にかえって夢中になってページをめくってほしい。 ギリシャ神話を、身近に、気軽に楽しむことができる 最高のエンターテイメントと言っても過言ではないだろう。

  • 1巻から一年後のお話。今回もアナベス、グローバーとの冒険かと思ったらグローバーはパンを探しに旅に出てるし。。。と思ったら新たな仲間、キュクロプスのタイソンが登場する。とっても弱気だけど心優しいタイソンがまたかわいくて!キュクロプスって、神話だと怖いイメージだけどタイソンはかわいいなぁ!それもこれもタイソンに優しくしたパーシーのおかげだね!パーシーってすごいいいやつで優しいのになんでみんなにすごく好かれてるわけではないの?あんな子がクラスメイトだったら最高だと思うけどな。
    今回はラストのラストでまさかのタレイア復活で益々続きが気になる終わり方!!

  • 展開はほぼ想定内。でも、ラスト、こう来たか。

  • タンタロス、すごいワル…
    後、バーミンガム号がすごく印象的。

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著者プロフィール

1964年、米テキサス州サンアントニオ生まれ。テキサス大学で英語と歴史を専攻。
『ビッグ・レッド・テキーラ』(小学館)でシェイマス賞、アンソニー賞。『ホンキートンク・ガール』(小学館)でアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀ペーパーバック賞を受賞した実力派ミステリー作家。初めて執筆したファンタジー「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ(ほるぷ出版)は全世界でシリーズ累計5000万部となり、映画化された。その他の作品に、「ケイン・クロニクル」シリーズ(KADOKAWA)などがある。

「2021年 『アポロンと5つの神託 太陽の神』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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