海賊の銀貨: 1/12の冒険3

著者 : マリアン・マローン 橋本恵

• ほるぷ出版 (2014年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

アメリカのシカゴ美術館には、実物の12分の1の大きさで作られた、本物そっくりのミニチュアルームがある。ルーシーとジャックは魔法の鍵を手に入れて、自由にそこへ出入りできるようになった。だが、タイムスリップしてご先祖と出会ったことから、絶対絶命のピンチをまねく…!

感想・レビュー・書評

[mokuyoubiさんの感想 · 2021年5月22日]

978-4-593-53476-0
C8097￥1600E

海賊の銀貨　12分の1の冒険　③
作：マリアン・マローン
訳：橋本恵（はしもと　めぐみ）

発行年月日：2014年2月20日　第1刷発行
発行所：株式会社ほるぷ出版

-----カバー扉より
アメリカのシカゴ美術館には、
実物の12分の1の大きさで作られた、
本物そっくりのミニチュアルームがある。
ルーシーとジャックは魔法の鍵を手に入れて、
自由にこそへ出入りできるようになった。
だが、タイムスリップしてご先祖と出会ったことから、
絶体絶命のピンチを招く・・・。
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目次
1　先祖
2　素敵なパーティー
3　ペソ銀貨
4　かくされた部屋
5　もう一人のルーシー
6　熱くなったり、冷たくなったり
7　声
8　暗闇
9　ケンドラの先祖
10　イザベルに要確認
11　パチンコ
12　非常口
13　今から思えば
14　過ぎ去った時間
15　鳥肌
16　クレメンタイン号
17　クジラの歯のナイフ
18　予期せぬ事態
19　抜け穴
20　無礼な小娘
21　移し替え
22　ボロボロのタグ
23　来歴と詩
24　賞とほうび
作者あとがき　
訳者あとがき
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2巻では、興味の対象が広がってしまったけれど、この3巻では、まとまり始める。そして、ミニチュアルーム経由でつながる世界へ影響を及ぼすと現代の世界にもつながってしまう。
「活力あるもの」と「活力あるものにとても良く似ているもの」よく似ているものは、それを手にすべき人のところへ収まると、アンティークになり力を失う。

「おおい、野郎ども！気をつけろ！」
この巻は海賊のこの一声からはじまる。
1巻では　魔法があるのよ
2巻では　魔法もあるけど、生活もある、町の人々とのかかわり、家族・・・。
3巻は　どうなるの？と読み始めたら、今度の軸はジャックの様子。　なるほど、ルーシーだけでなく魅力的なキャラで　過去（先祖、父親　ルーツ）がよくわかっていない人が居た。
3巻は　ミニチュアルームへの出入りは、工夫もあるけど、それが冒険でワクワクで等のふくらまし方はしていなかった。いなかったけど、蜘蛛も出たし。多少の冒険はありました。
その成り立ちに置いて、移民や奴隷なども多く、戸籍のない国（日本だって戸籍は明治くらいからで、それ以上昔の事は寺の過去帳になければわからないけど）ならではのルーツに対する考え方も興味深かったです。

次の4巻でこの作品は終わりらしい。どうなるんだろう・・？

[mameponさんの感想 · 2017年6月5日]

3巻目になるとミニチュアルームに入るのも慣れてきてる感じ。
でもその油断から過去の世界に深く変わり過ぎてとんでもないことに…
今まで過去に関わることが良い結果に繋がっていたけど、今回は悪い面も出てきました。
次の4巻で完結みたいだけど、ミニチュアルームの謎がまだまだありそうだし、冒険もまだ続きそうなので最後まで楽しみ。

[maimaiさんの感想 · 2016年8月9日]

299

2016年では79冊

著者プロフィール

米国生まれ。イリノイ大学卒。アーティスト、美術教師。3人の子どもを持ち、長女が中学校へ入学した際に、長女の親友の母親と共同で女子中学校を創立した。現在は夫と愛犬とともにイリノイ州アーバナに住んでいる。『１２分の１の冒険』に続き本書が4作目。

「2016年 『魔法の鍵の贈り物』 で使われていた紹介文から引用しています。」