オリンポスの神々と7人の英雄 1: パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン2
- ほるぷ出版 (2011年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (588ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593534869
感想・レビュー・書評
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ギリシア神話の神々や怪物が今日まで存在して人間社会と関わっていたら?という冒険ファンタジー。
うちの次男が「一番好きなお話」というので私も読んでいるところ。
シーズン1の「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」では、古代に退治して封印したタイタン族と、ギリシア神話の神々と人間とのハーフである英雄たちが滅ぼして世界の均衡が保たれた、というシリーズ。
シーズン1の最後に「世界の危機に7人の英雄が立ち上がる」みたいな予言がなされて、このシーズン2「オリンポスの神々と7人の英雄」ではその7人が活躍する話らしい。
シーズン2では、1の主人公パーシー・ジャクソンはどうやら行方不明らしい。
1ではパーシーの一人語りでスピード感と皮肉があった語り口だったが、2では主要人物であるジェイソン、パイパー、リオの3名のそれぞれの目線が入れ替わっての三人称語り。
ジェイソンは記憶喪失で、気がついたら学校のバスに乗っていて、古代ローマのラテン語がわかり、いきなり現れた怪物相手に戦えたり、風を操り空に浮くことができたりする。
チェロキー族出身で人気俳優を父に持つパイパーは、望みを言ったら周りが叶えてくれて、しかしそのためにトラブルが起きたりする。
ラテン系のリオや母親が死んでから施設や問題児の学校に入れられたが、周りと壁を作るかのように陽気でふざけてばかり。
結局この3人はパーシーが消えた”神々と人間のハーフの訓練所”に行き着き、それぞれの親は大神ゼウス(ユピテル)、愛と美の女神アフロディテ、火と鍛冶の神ヘパイストスだとわかる。
シーズン2でも、神が出てきたり怪物と戦ったりというファンタジーを舞台にして、
学校でも家庭でもうまく行かずに問題児扱いされる子どもたちの葛藤やそれを乗り越える姿が書かれる。それぞれが家族を忘れていたり、親と距離があったり、親の死は自分のせいではないかと思っている。
そして今度の敵は、大女神ガイヤと彼女が復活させようとしている太古の巨人族たち。
シーズン1のクロノスも巨大な存在だったけれど、今度も大地そのもの、しかも戦いや悪意に純粋な存在なので、敵の存在感はかなり強い。
ギリシア神話の神々も、ローマに渡り、ローマ神話の神々として役割や性格を変えたり違うものが一つになったりしたその面が強く出ている。ローマの神々は、領土拡大、団結、征服や規律を重んじる姿を持つようになった。
シリーズ1で神様やら怪物やらを大々的に出していたので、そのままの続きかと思ったら、語り口も神の役割も違う側面から書いてきたという作者のアイデアがすごいなーという、冒険もの第2段の始まりでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了。シーズン2に突入。前シーズンより一冊一冊がスゲー分厚い_| ̄|○
お馴染みのキャラが出てこなくなるとつまんないんじゃないかと思ったけど、そんなことなく。おもしろかった。
でも前シーズンより初っ端から強敵って感じがするんだけど……。
まぁ最終的にハーフが7人集まるわけだから強敵にしとかなきゃってことかな。
今回からローマ神話も入ってきたので、そっちの名前でも覚えないといけない。
ギリシャとローマでは微妙に神々の性格も変わってるぽなので、そっちも興味ある。
(160903) -
パーシー・ジャクソンシリーズのシーズン2開幕。面白いんだけど、とにかく長い。いや、少年少女たちはこれ読み終わるのにどんなに掛るんやって感じ。パーシーは出て来ないんだけど、新しく登場の3人がまたいい。5巻まであるそうなので、起承転結の起の部分なんだけど、正直読むのは大変でした。でも、面白かった
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前篇を読んで面白かったので、第2シリーズも読んでみたのだが、主人公のパーシーがいきなり行方不明になっていて、衝撃だった。パーシーなしで面白くなるのか?と思ったけど、そこは期待を裏切らなかった。今回からギリシャ神話だけでなく、ローマにもスポットが当たる感じだったので、今後が楽しみ。
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「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の第二シリーズ。でも、前シリーズの主役だったパーシー・ジャクソンが行方不明になり、記憶を失った少年がいきなり、ゼウスの妻ヘラの誘拐事件の謎を解く役回りを押し付けられるという、いきなりの事件勃発のスタート。ギリシアの神々とローマの神々の重複と別々の名称という日本人には余り馴染みのない角度からのお話作りなので多少とっつきにくい部分もあるかも。
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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シーズン2!!
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々のシリーズが非常に面白かったので、続編にも手を出してみた。
読み始めてびっくり。
主人公のジェイソンは記憶喪失で、前作で主人公だったパーシーは行方不明。
わからないことがいっぱいのまま、アフロディテの娘パイパーと、ヘパイストスの息子リオとヘラ救出の旅へ向かうっていう、これまた面白くならないハズのないアツい展開。
今回も登場人物が魅力的だし、ギリシャ神話どころかローマ神話まで広がりをみせていて、次巻どんな冒険が待っているか、楽しみ!!