ハデスの館 (オリンポスの神々と7人の英雄)

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 131
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593534890

作品紹介・あらすじ

アテナ像を取り返したアナベスとの再会から一転。パーシーとアナベスがタルタロスに落下し、ふたたび失敗の許されない旅が始まった。怪物の本拠地であるタルタロス側の死の扉をさがすパーシーたちと、ギリシャにあるハデスの館を目ざすアルゴ2号に乗った仲間たち。いっそう激しくなるガイアの攻撃に疲労困憊するハーフたちに追い打ちをかけるように、今度は見えない壁が立ちはだかった。-選ばれし英雄たちの苦悩と葛藤を描いた、大人気シリーズ第4弾!「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シーズン2、最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の次男が「一番好きなお話」と言っている「パーシーシリーズ 第2シーズン」の4冊目。


    ギリシア神話の神々や怪物が現在も存続している。そして古代に封じられた大地の女神ガイアが自分たちの世界を取り戻そうと、神々たちと人間たちに戦いを仕掛けてきている。
    阻止するために戦うのは、ギリシア神話の神々と人間との間に生まれた”ハーフの英雄”の7人だった。

    7人の群像劇で、数章ずつそれぞれからの目線で書かれている。
    しかし旅や敵がどんどん厳しくなるので、それぞれの使命としての敵との対決が相当過酷。お話としては怪物と戦うという冒険ファンタジーなのだが、学校や家庭がうまく行かない青少年たちの心身の成長物語でもあるんだけれども、7人それぞれにそれぞれの個性やら使命やらを与えた作者はすごいなーと思う。
    しかしやっぱり7人一緒に行動すると話しがバラけたり、内部で意見相違が出たりするからなのか、この4冊目では2つのチームに別れた。
    敵の復活を阻止するためには、地上と地の底にある2つの”死の扉”を閉じる必要があるとわかったんだけれども、
    ポセイドンの息子のパーシー・ジャクソンと、ガールフレンドでアテネの娘の穴ベスがその地の底のタルタロスに引きずり込まれてしまった。作者も冒頭で「前巻最後ではドキドキさせちゃってごめんね」とか書いてあるんだが、冥府の国よりさらに奥底にあり、古代からの怪物や死者たちが永遠の苦しみを味わう国に生きたまま放り込まれた生身の青少年。いや、読んでても息苦しくなるわ(・・;)
    それにパーシーが勝つために結果的に他の人(人間じゃないけど)を利用したり嘘ついたりしているという、主人公の悪い面も出たりしている。

    まあこの7人それぞれの活躍は、なにしろ古代からの怪物をやっつけちゃったりするので出来すぎというか敵が甘すぎという感じだったり、7人の能力が空を飛ぶだとか動物に返信するとか完全に人間離れしちゃっているけれど、それぞれの個性や成長がしっかり現れていて、長いシリーズだけれども中だるみもないしっかりしたお話になっています。

  • 読了。

    かなり手に汗握る展開になってきた。

    今までに死んだ怪物が次々に襲ってくる。本当に休んでられない極限状態。

    タルタロスチームはズバ抜けて超激しい。

    ニコ切ない。そういうことだったのかーと腑に落ちた。こういうストーリーでこの展開って珍しいね。

    ボブとミニボブ超かわいいなぁ。そして悲しかった。ダマセンもいいヤツ。
    (160907)

  • 二手に分かれてしまったパーシーとジェイソンたち。どちらも大変な道のりが残されていた…。特にパーシーとアナベスは冥府に落ちてしまったので、ピンチの連続で、読んでいる私も手に汗握ってしまった。それに比べるとジェイソンの活躍が少なかったように思う。
    今回は残されてた人々が再び出てきて、びっくりした。それぞれ再び会えるといいなぁと思う。最終巻が楽しみ。

  • シーズン2の5部作の4作目でようやく終わりが見えてきた。とにかく1巻が嫌になるほど長いんだけど、あちこちでの7人の活躍が面白くて、頑張って読んでしまう。そして、いよいよアテネで最後の戦いだ!

  • 前作を読んでからだいぶ空いてしまったので、内容うろ覚えでした。

    しかし、フランクの成長ぶりには目頭が熱くなりました。

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著者プロフィール

1964年、米テキサス州サンアントニオ生まれ。テキサス大学で英語と歴史を専攻。
『ビッグ・レッド・テキーラ』(小学館)でシェイマス賞、アンソニー賞。『ホンキートンク・ガール』(小学館)でアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀ペーパーバック賞を受賞した実力派ミステリー作家。初めて執筆したファンタジー「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ(ほるぷ出版)は全世界でシリーズ累計5000万部となり、映画化された。その他の作品に、「ケイン・クロニクル」シリーズ(KADOKAWA)などがある。

「2021年 『アポロンと5つの神託 太陽の神』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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