- Amazon.co.jp ・本 (86ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593561230
感想・レビュー・書評
-
男の子がこぐまにであってつれてかえってくるが、くまが村のものを食べすぎておいだすことになる…というはなし。
くまをとおくにおいてこようとするけれど、なんどもかえってくるところがおもしろいとおもった。
こぐまはかわいいけど、おおきくなるとキケンだとおもった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お話会で何度も読んでいるのに登録を忘れていた一冊。
初版が1952年!
ページを開いていきなり現れる主人公の男の子が、肩にライフル銃を掛けている。
お話の舞台になった場所と時代を軽く説明してからが良いかも。
ページ数も多く、本自体が重い。
右手が痺れてくるが、良いお話なので頑張るしかない。
リンド・ワードはこのお話でコールデコット賞を受賞している。
モノクロの挿絵だが案外遠目も効き、何より登場人物たちの表情も豊かで熊の描写も可愛い。
約13分。お話会のメインにぜひ。低学年から。
森で偶然拾い上げた小熊が可愛がられてどんどん育ち、やがてその行為が近隣にも迷惑を及ぼすようになる。決心して、何度も何度も遠くへ捨てに行く男の子。そのたびに帰って来る熊。とうとうライフル銃を渡された男の子は・・
読みながら、低学年の子たちは心配でたまらないという顔になっていく。
こちらの勝手で連れてきたものを、こちらの都合で撃ち殺すなんて、ねぇ。
「小鹿物語」ではそれでも打たれてしまったけれど、このお話の結末は明るい。
あまり深刻にならずに、明るい声で読みたい。
季節を選ばないという点でもマル。 -
白黒の濃淡で描かれた絵もオリジナル感があるけれど、ストーリーもしっかりしている。
動物園で飼われている動物はかわいそう、という見方もあるけれど、この本の結末にはホッとしました。
子どもたちには外国の広い農場と周りの自然を感じてほしい。 -
途中、撃たれそうになった時どきどきしたけど、
そのあとは安心しました。 -
2023.9.27市立図書館
絵本の本棚をながめていて、ふと目に止まったなつかしい作品。幼稚園のころに配本されてうちにあったものかな、と思う(にしては字が多く、小学校でも3,4年生からぐらいのイメージ)。ちょっと表紙の色味がちがうな、と思ったら、これはもともと福音館書店から出ていたと思うのだけど、1985年にほるぷ出版から復刊した模様(Amazonの書誌情報はまちがっている。奥付には1985.1.15第一刷とある。それと書影も福音館書店からでていたもので、ほるぷ出版のは背景が白ではなく黄色い)。
少年が森でであって連れ帰ったちいさなこぐまが手に負えないほど大きくなってしまい、森へ返そうとするもなかなかうまくいかず…という物語。災い転じて最後はありがたい結末に落ち着くのだけど、三度の失敗の果の決断のくだりはなかなかつらいものだった。
セピア色単色の地味な絵本だが、子ども心にも印象深かった作品で、ひさびさに読み返すと、はじめはクマ撃ちにあこがれた主人公の少年の心の変化や、野生の生き物を飼いならす責任とリスクなど、いろいろ読みとって考えることができるいい作品だった。であったときには抱いて連れ帰れるほど小さかったくまが、食べることで各方面に迷惑をかけまくった末にびっくりするほど大きくなってしまった場面のインパクトはすごく、絵で物語るのがうまい。しかしなによりクマの表情がすてきなのだ。コールデコット賞受賞(1952年)だけある。
原書のタイトル「THE BIGGEST BEAR」を「おおきくなりすぎたくま」と訳しているのも見事だと思う。 -
1953 コールデコット賞受賞作品
「森でひろったのは、小さくてかわいいこぐま。リンゴもパンケーキも砂糖のかたまりも大好きな食いしん坊。みるみるうちに大きくなった。こんなはずじゃなかったのにー」
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部 より)
・森に何度かえしても帰ってくるくまがおもしろい。
帰ってくるときの表情や顔の出し方ももなんだか笑ってしまう。少年がくまをボートに乗せた時にボートがおもいきりかたむいたりと、絵がツボ。
・くまを捕らえる檻のなかに人間の少年が入っていて、檻をしかけておじさんたちはめちゃくちゃ驚いただろうな。
・ハラハラする展開で、ホッとする結末。
しかしにんげんとくまはやっぱり共存はできないのだろうな。そして熊って大きい!迫力あるぅ!! -
良かった
-
食欲のものすごい、このくまにとっては最善に近い結果なのかもしれない
-
やっぱり、野生動物にエサをやってはいけないのですね。
-
撃たれそうなときはらはらした