ナイジェリア (ナショナルジオグラフィック 世界の国)

  • ほるぷ出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593585540

感想・レビュー・書評

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  • 『オリシャ戦記』を読み関心を持った。
    ナイジェリアは連邦共和国で、36の州と連邦首都地区アブジャに分かれている。南のマングローブ湿地帯から始まる熱帯雨林、北にはサバンナが広がっている。多民族国家で、言語は400以上と言われるそうだ。石油産業の発展で都市の人口は急増するが貧富の差が激しい。
    紛争の激化、大雨による洪水、石油の流出で環境破壊などの問題も起きている。
    〈ナショナルジオグラフィック世界の国〉は、写真が鮮明でテーマごとに地図が付いているのでとても分かりやすかった。

  • 294.45 シ 登録番号9246

  • 「アフリカの巨人」ナイジェリアを紹介する写真絵本。
    ナイジェリアという国は新しくていまだ安定していないけれど、土地には古くから人が住んでいる。

    2000年前のテラコッタがめちゃくちゃ格好よくてびっくりした。
    土偶っていうと埴輪をとりあえず思い出すんだけど、あのぬぼーっとした感じではない。兵馬俑のリアリティとも違う。
    アートな感じにデフォルメされつつ、アジア人でもヨーロッパ人でもないアフリカ人が模られている。きっとそこにいた人の顔。

    元来が多神教ということもあって、宗教観は日本と通じるものがある。
    キリスト教やイスラム教と平行して元もとの信心も持ち続けている。
    今はほとんど消えてしまったけれどかつては聖なる森があったというのは杜のようで、祭りの扮装のシルエットはなまはげっぽく仮面は能や京劇っぽい。南部イビビオ人が先祖を祀る彫像は東南アジアにありそうな雰囲気。
    祖先を祀るのはキリスト教徒にとっての聖人崇拝に似ているかもというキリスト教圏むけの記述で、聖人崇拝をちょっと理解できそうな気がしてきた。

    ナイジェリアにも元々奴隷制はあったらしい。といってもローマの形や日本の年季奉公に似ている。
    こういうのと、帝国の奴隷売買を同じ言葉で表現しちゃいけないと思う。


    不勉強だなあ。「豊かな自然」と「激動の近代」しか頭になかった。

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