道割草物語(上) (メテオCOMICS)

著者 :
  • ほるぷ出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593858255

感想・レビュー・書評

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  • 吸血鬼と百合と廃墟と。
    好きなものを惜しみなくぶち込みました、ということらしい。
    惜しみなくというのは悪く言えば恥ずかしげもなくという意味でもある。
    私は後者のように受け取ってしまった。
    確かに絵は繊細で綺麗。
    廃墟趣味にも共感。(うーんもっと引きで描いてほしい気持ちは否めない。)
    好きになれる要素はあるはずなのに。
    吸血鬼も百合も廃墟も、それぞれの従来のイメージを一歩も跳躍しないというか。
    キャラクターも描き分け、して、いる。
    が、いわゆる他者が一切登場しない。
    世界はふたりのためにあるの的な世界が揺らがない。
    するとキャラクターそれぞれの芯の部分があまりに似通いすぎてきて、ふたりのコピペどころか全員が同一人物にも見えてくるのだ。
    あるいは、百合の根源のナルチシズムを描くためにわざと……、ということは、なかろう。
    いろいろ書いてしまったが、いわゆる百合雑食期なら楽しめたかもしれない。
    いまが百合ナイーブ期で心に余裕がないからかもしれない。
    ひとまず本棚に入れて、数年後取り出してみる。

  • 吸血鬼×百合×廃墟が気になっていて数日かけてようやく発見。上巻のみだったけど購入。
    人類が滅んだ後の世界が舞台。メインの璃奈、みさお、葵、久美子は血液以外も食す吸血鬼。
    日常生活に必要なものを運んでくるキャラバンはどこから来ているんだろう。
    読んでいる側に知らされていない蘭という人物の娘が登場するなど、唐突な話運びの印象もあるけれど、気になる展開。
    みさおと璃奈の出会いから宿し直しまでを1つの作品として読みたい。
    久美子が一番大人っぽいのに、葵の言うようにちょっと無防備な部分もあって可愛らしい。
    下巻が楽しみ。

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