- Amazon.co.jp ・本 (549ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594004972
感想・レビュー・書評
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これは本当に面白い。ページ数が多いけれど続きが気になってさくさく読める。
悲惨でむごい親に虐げられる子供たちの話なのに、でてくる子供たちが本当に純粋で美しい。彼らが心を病んで、近親相姦にはしってしまうのもまた頷けます。それがまた美しい。そんなことより親がひーどーいー・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
桜庭一樹さんがオールタイムベスト文庫に入れていたので、頑張って読んだのだけどキツかった。。若い頃に読んだら違う感想だったのかも、、、もう、延々と屋根裏部屋の色々が。。耽美、背徳、毒親、監禁…、、こういうのが楽しめないのは時代のせいか、それとも私の年齢か。
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桜庭一樹の個人的な文庫オールタイムベストテン
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幸せな家庭だった。しかし、父がなくなったことにより一家は母の実家に身を寄せることになる。母は祖父の遺産金を手に入れるため子供たちを一つの部屋に閉じ込める。子供たちを訪ねてくるのは恐ろしい祖母だけ。祖母は、常に子供たちの行いに目を光らせていた。
兄弟の近親相姦は家庭環境の不和が作りだすってどこかで見かけたんだけど、この本のクリスとキャシーがまさにって感じでした。屋根裏部屋でバレエに励む妹と、一緒に踊る兄って、とにかく美しい〜!けど状況は悲惨。幼い双子の兄妹は陽の光を浴びることができないせいで頭だけが育ち、体は小さなまま。母は子供たちを訪うことはせずにパーティ三昧。祖母は子供たちを悪魔の子のように扱う。クリスとキャシーは双子の親代わりとして過ごし、部屋から出て行くことを夢見る。続きも気になります… -
遥か昔に映画を観て衝撃を受けた。
暫く忘れていたが、ある時思い出して探したら原作があるのを知りました。
他の方々のレビューを見る限りでは、なかなか濃ゆい内容のシリーズのようですが… -
作者の生い立ちを知り、作品の完成度をみると、惜しい人で、残念です。
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V.C.アンドリュースは非常に多くの小説を世に送り出しているが、彼女の小説に主人公は共通して「美女」そして「打たれ強い」。
表題の主人公キャシーは裕福な家に住みながら母親のわがままで屋根裏に兄弟と共に閉じ込められてしまう。その彼女が自由を取り戻すまでのすさまじい軌跡。
映画にもなったこの小説、キャシーは単に打たれ強いだけじゃない。そこまでやるか、というくらいすさまじい少女なんである。別に指定はついていないけれど、人によってはちょっと嫌悪感をもたらすかもしれない。
作者は既に故人で、亡くなったあとクローゼットの中から多くのプロット原稿が出てきたそうで、血縁の人達の手で完成させ、世に送り出されていますが、本人ではないシリーズはいまひとつ。
やはりこのすさまじい世界観はアンドリュースにしか書けない世界だったんだろうと思う。 -
誰がなんと言おうとこの作者は変態。
続編も変態。
とにかく変態。
ある意味今まで読んだ本の中で一番怖かった…というか嫌悪感がすごかった。 -
家にあって何気なく読んだら挿絵ないのにサクサク読めちゃって、
まさかの展開にドキドキするし分かりやすい文章で読みやすい。
何より主人公のキャシーの性格が個人的に好き。