大魚の一撃 (扶桑社ミステリー ハ 4-2)

  • 扶桑社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (564ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594006105

感想・レビュー・書評

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  • 一度8冊くらい古本を注文した際、一冊だけ販売サイトの在庫表示が古くて
    蓋を開けたら在庫なしのため買えず…"逃してしまった魚"である一冊

    ある釣り師が死体となって発見される。彼の死について調査を依頼された探偵が主人公。

    カール・ハイアセン作品を何冊か読んだので定番化している要素がてんこ盛り(発表順としては最古なので当然なんですが…)
    ・過去に問題を起こした男
    ・元奥さんがラブラブで協力的
    ・悪い奴はとことん腐ってる
    ・環境破壊、ビジネス宗教
    ・"怪人"スキンク登場回(以降、別作品に何度も登場する 片眼が義眼になった理由がようやくわかった)
    ・満身創痍の殺し屋
    ・廃れた動物園
    ・人種差別

    前半ダラダラとしてましたが、登場人物を一通りおさえるパート。
    後半の釣り大会で畳み掛け、スカッと終わる勧善懲悪…良かったのよ…

    別の作品で、ものすごく下品なイメージが付いていた分、硬派にやってる印象でした。
    それでもユーモアで残虐さを隠してたり、なかなか他の方には出来ないなと唸ってしまった。

    復刊して欲しいけど、内容的に問題が山積みなのよ…

  • 好漢も悪漢も癖ありすぎて堪りません。
    結構みんなエグイ死に方するんやけど、凄惨なシーン以外のユーモアが効きすぎてて思わず笑ってしまいます。

  • 元フロリダ知事スキンクが奮ってる!

  • ハイアセンの魅力は、疾走するストーリー展開と強烈な個性を持つキャラクターたちの織り成す人間模様、そしてラストには勧善懲悪できっちりと締める爽快感にある。フロリダ・マイアミを舞台に、愚劣な政策によって環境破壊が進む現状への怒りを込めた社会批判を盛り込んでいることも共通している。

    1987年発表の本作は、バス釣りに明け暮れる偏執的な者たちをユーモアたっぷりに皮肉った傑作だ。特に初登場となる怪人スキンクが圧倒的な存在感を示しており、忘れ難い印象を残す。

  • バスフィッシングを扱ったミステリー自体が、なかなか無いんですが、ミステリーファン以上に、バサーにとっては、にやっと楽しめる感じもしますね。
    バストーナメントの雰囲気も、楽しめるような感じかな。

  • R・J・デッカーは以前マイアミの一流新聞社専属のカメラマンだった。写真の腕は一流だったが、持ち前の一本気な性格のため新聞社をやめ、現在は私立探偵稼業で糊口をしのいでいる。住居はトレーラー、唯一の財産はカメラだ。そんな彼のところに大財閥のデニス・ゴールトが仕事を依頼してきた。バス釣りトーナメントで行なわれている不正行為を暴く証拠写真を撮って欲しいという。すでに同じ仕事を請け負った男がひとり殺されている。しかし報酬額5万ドルにひかれたデッカーはさっそく問題の釣り師の本拠地へ乗り込み、新聞社時代の友人ピクニーの協力を得て調査を開始した。が、その直後ピクニーも何者かに殺された。捻りのきいたユーモアと軽快なテンポに乗せて放つC・ハイアセンの第2作。

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