運命の町 (扶桑社ミステリー ソ 1-3)

  • 扶桑社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594006600

感想・レビュー・書評

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  • ソールに勧善懲悪を求めてはいけないが、
    悲惨で辛かった。
    ミランダもキャシーもスミもかわいそうだ。
    ミランダを無視しつづけ、エドを放置し、キャシーをいじめた町自体が滅べばスッキリしたのに。
    ラストはキャシーが救われたと信じたい。



  • 冒頭の展開からお馴染みのパターンかと思いきや、やや毛色が違ってた(とはいえ陰惨度に鈍りはなし)。この作家、やはり心理描写が物凄い。ラストも後味悪いが……それなりに救いがあると思ってしまったのは、この作家にの雰囲気に馴れて来ていたからか?

  • 過去の因縁に児童虐待いじめに惨劇。これでもかと王道のジョン・ソール作品(「サザエさんホラー」と言うそうです)。でもそんなに暗くはないほうかな。ラストはけっこう爽快……だと思うのは私だけかもしれないけれど(笑)。
    いつも思うのだけど、ソール作品で本当に怖いのは、亡霊や怪物じゃなくって人の悪意。今回もそれは感じさせられた。結局悪いのは周りの人間の偏見なんだなあ、と。しかし今回「誰が悪かったのか」というのは見当がつくものの、面白かったかな。実は冒頭にしっかりと伏線もあったし。

  • 主人公のオンナノコが16才なのでなんかいつもと毛色が違う印象。<br>
    初期のべたべたなカンジがなくなってきてます。もっとべたべたにイヤな人間が出て来てもよかったのに。ひとりべたべたにいやなヤツが出て来たけど最後その報いを受けたような形になっちゃったし。<br>
    ソールはもっと非情で何もかもうまくいかないラストがいいっす。

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