アッシャー家の弔鐘 下 (扶桑社ミステリー マ 10-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594007720

感想・レビュー・書評

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  • エドガー・アラン・ポオの「アッシャー家の崩壊」は未読のまま読んだ。ちょっと好みでは無かった。派手なB級モダン・ホラーを期待してしまったんだろうな。

  • ニューヨークで売れない作家暮らしを続けるリックスは、兵器製造業という家業を嫌って家を出奔していたが、「父危篤」の報を聞いてノースカロライナの山奥にある「アッシャーランド」へと帰っていく。彼の家はアメリカの軍需産業の頂点に位置する「アッシャー・アーマメンツ社」のオーナーであり、文豪ポーが「アッシャー家の崩壊」で描いたアッシャー一族の子孫だった。自らの家系をテーマとした小説を執筆することを目論んだリックスは、地元新聞の発行者で、アッシャー家を憎みながらその一族の秘密を暴き立てようとするウィーラーやその娘レイヴァンと知り合う。そして、リックスは古文書や古い日記から、己の一族の驚くべき秘密を知ることになる。同じ頃、アッシャーランドを見下ろすブライアートップ山に母親と住む少年ニューランは、アッシャー家領内のロッジから誘い呼びかける「声」を聞き取っていた。

    リックスが帰省し、家族の人物構成や人間関係を一通り描写する前半はやや冗長ながらも、リックスがウィーラーと会い、彼にやむなく協力していく辺りから物語が禍々しく動き出す。別にポーの「アッシャー家の崩壊」が未読であっても愉しめる作品ではあるだろう(作中には著者マキャモンからポーへのオマージュとも取れる遊びがいくつかあるのだが)。
    アッシャー家の呪われた家系を描き出すにはややまどろっこしい感もあるし、アッシャー家の有能な執事エドウィンの甥で粗暴なローガンの描き方や扱いには?がつくなどのイマイチな点もあるけれど。

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