ナイトホークス 下 (扶桑社ミステリー コ 7-2)

  • 扶桑社
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594010461

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    最近の作品のように、すいすいと読み進めることができなかったのはなぜだろうか。

  • 最初の作品から、なかなか素晴らしいですねぇ。最後のどんでん返しは、特に素晴らしい。

    エレノアとは、いい感じになったし、彼女もいい捜査官だったので、後の作品に出て来ていないのが不思議だったんですが、そういうオチでは仕方ないですね

  • 原題の方がいいじゃないかと思いながら読んでいったが、ラスト後、絵を確認すると、邦題もなるほどと。しかし、第1作からここまでスト=リーを練っているとは。

  • 下巻は一気読みでした。
    内通者はやはりって感じで、あれがコレにつながってと面白かった。

    ベトナム戦争での米国人の傷跡は今まで考えたことがなかったけど、この本に書かれてる人物のように不眠症だったり、犯罪とかもろもろあるんだろうなとちょっと考えさせられた。

  • 捜査がなかなか進展しない上巻から打って変わり、重要参考人の死を皮切りに物語が一気に動き出す。金庫襲撃のくだりなど、思いの外エンタメ要素も強め。私の想像力が乏しい所為か、地下水路の系統図は今ひとつイメージが出来なかった。ラストの反転は然程劇的ではないものの、この邦題が選ばれた理由が良く分かる結末となっている。ボッシュの人物造形も今後一層深みを増していくのだろうが、この翻訳の調子だと続きを追うのに難儀しそう。フェア用と思しき文庫の帯には<アメリカ版「踊る大捜査線」⁉︎>とあるけれど、それはちょっと違うような。

  • 「ナイト・ホークス」の名称で入り,原題は「ブラック・エコー」と知ると、両方の名称に通ずる低音が聞こえる―まさに通奏低音。
    これだけでハリーの内面が透かし見えて行く想いがする。

    ラストで種々のラインで黒幕の内面に迫って行こうとするハリーの独り言ちが聴けるのは本、文字ならではの効能・・無論画面でナレーターが言う時もあるが文字にして、読みつつ、呟くとこだまがする。

    一件硬派でありつつ・・のボッシュ
    正義『と称する』宝にも愚物にもなりかねない持ち物をどう転がしていくか、長いシリーズが楽しみになる。生後とは主観が多いものであるし、既にこの回でも登場したクラークらという愚物、そしてヒール アーヴィング。

    ドラマに出てくるエレノアとはほぼ別人格と言ってもいい彼女の複雑な立場と境遇、心象・・この回で捜査陣から消えたわけが解った。

  • 上巻の後半から一気に引き込まれて読んじゃいました。

  • ドラマでは10代の娘を持つギャンブラーである元妻として登場したエレノアだが、小説第一作の主役として活躍したにもかかわらず事件が終結するとともに退場する、という意外な形のシリーズの滑り出しに驚く。厄介者だとハリーを嫌うアーヴィングの憎まれ役ぶりが最初から全開なのもむしろ楽しい程。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    ボッシュは身内であるロス市警の監視に邪摩されながらもFBIの女捜査官エレノアとの捜査を継続。なんとかメドーズの仲間らしき人物を特定するが、片や事件の目撃者の少年は何者かに殺されてしまう。同時に銀行強盗事件の洗い直しで不審なヴェトナム人を発見、男に会いに行こうとした矢先、ボッシュらは謎の車に殺されかける。やはり内通者が…。ボッシュの疑念が増す中、事件は新たな局面へ。ヴェトナムを生き抜いた一匹狼の刑事が迷い込む、迷路のようなLAの悪夢を描き切る、期待の新鋭の力作。

    ジョー・ピケットもそうだけれど、このハリー・ボッシュの不器用な正義感が、時には障害になる。
    でもいい男だなぁと思うのですよ。
    エレノアとの関係がどうなん?って感じ。
    彼女は普通の人?だから彼ほどクリーンではないでしょう。

    ベトナムでの話がまだまだ近い時代の話。ポケベルとかファックスとかwこれがどう推移していくかも楽しみではある。

    偉い人が悪いことをすると、悪事は巨大になるのですね。

    The black echo by Michael Connelly

  • ハリー・ボッシュシリーズ第一弾。ベトナム戦争の後遺症を持つ一匹狼の刑事が辿り着く結末は意外な結果となり、ボッシュの心はブラック・エコーが響き続ける。良くできた作品です。

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著者プロフィール

Michael Connelly:1956年生まれ。LAタイムズ元記者。代表作としてはボッシュ・シリーズ、リンカーン弁護士シリーズがあり、当代随一のストーリーテラー。

「2023年 『正義の弧(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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