ナイトワールド 下 (扶桑社ミステリー ウ 8-8)

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594013714

感想・レビュー・書評

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  • 1941年ルーマニアでグレーケンによって滅ぼされた永劫なる魔性ラサロム。しかしラサロムが復活し世界は大混乱に陥った。グレーケンは、かつてラサロムと闘った始末屋ジャック、ライアン神父、バルマー医師らとともにラサロムを阻止すべく立ち上がる。太陽の運行は狂い、無数の殺人蟲が空を覆い世界滅亡へと向かう中、ラサロムを滅ぼす光の剣を再度手に入れ、グレーケンは最終決戦へと挑む。世界は滅ぶのか、それともラサロムを倒せるのか。「ザキープ」「リボーン」「マンハッタンの戦慄」「触手」「闇の報復」。ここまでの登場人物が総動員して最後の戦いが始まる。ナイトワールドサイクルの最終巻、FPウィルスンの集大成。伝奇ホラーの最高傑作。これを超える伝奇ホラーを私は知らない

  • 1〜3作のキャラ大集合ですよ!ワクワクしながら一気読み!で、好評だったのだろうか、無事4作目、5作目も翻訳されるのであった。

  • 面白かった!!
    シリーズ?の前の作品を読まずにいきなり完結篇的な本を読んでしまったので、「??」となる部分も多少あったけれど(登場人物の過去など)楽しめた。
    特に、ひたすら打ちのめされていた上巻に比べ、相変わらず悲惨なことは多々あれど(アラン…!)皆が力を合わせて戦い抜く下巻には惹き付けられた。
    ラスト、未来について語るビルとジャックの言葉は突き刺さるなぁ。

  • 圧倒的なカタルシスが味わえるクライマックスまで一気読みの娯楽小説の大傑作。
    設定はSFホラーだが、光と闇、善と悪の闘いをハルマゲドンという大風呂敷を拡げつつも、見事に読ませ、泣かせ、感動させるウィルスンの筆力は凄いの一言だ。老いたるグレーケンの格好良さは、ヒーロー小説の見本となるもので、脇を固める始末屋ジャックをはじめとする、元主人公たちの活劇も、たっぷりと楽しめる。
    文章は平易だが、極めて映像的。至福の時間を提供してくれるだろう。

  • 『ザ・キープ』『マンハッタンの戦慄』『触手』『リボーン』『闇の報復』と続いてきたアドヴァーサリ・サイクル・シリーズもついにこれで最終巻。相変わらずのベタすぎる展開あるけど、シリーズの末尾を飾るにふさわしいいスケールの壮大さ。一堂に会したこれまでの作品の主人公たちのそれぞれに活躍の場があるのも嬉しい。

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