ワーズワースの庭で (扶桑社文庫 ま 5-1)

  • フジテレビ出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594019600

感想・レビュー・書評

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  • 題名の懐かしさに古本屋で目に留まってしまい、つい手に取った。
    著者の松山猛さんは作詞家、ライター、編集者。雑誌『ブルータス』他の雑誌の編集を務める。
    本書の内容は期待に違わず、ちょっとお洒落、かつバブル時代の余韻を所々醸し出すエッセイ集。
    『POPEYE』、『BRUTUS』等のお洒落な雰囲気、Suntory Saturday Waiting Bar AVANTIで語られていたような話題を文章化したような雰囲気であり、落ち着いた休日の午後に気分転換に読むには最適な一冊。この頃のフジテレビは勢いがあったなぁ...。

  • 数週間前にふと、夏の森の気分を味わいたくなり、なぜか昔のテレビ番組「ワーズワースの冒険」の、当時まだデビュー後間もないころの広末涼子が出ている回をYouTubeで観たら、昔大好きだったこの番組の世界に浸りたくなった。それで本を読んでみたところ、少しだけそんな気分になれた。

    男の道楽、それも今の若い男性じゃなくてもう還暦をすぎてるような男性の好みそうな。雑誌で言うと『サライ』みたいな。ちょうど私の父親の世代だ。

    この本の中で扱われているもの自体すでにかなり昔のことが多いのに、それが今から十数年前と考えると、今となってはさらにもう失われつつあるものがこの中にはあるなあ、としみじみ。

    紅茶に時計、銀座のバー、祇園、中華街、というノスタルジーと男性のロマンをくすぐられるアイテムが勢ぞろい。現実逃避にはもっていこいです。

  • まず、表紙と本文中のイラストが絶品である。本文中のイラストはモノクロだがディテールが細かく手抜きが無い。1990年代半ばに於いて、紅茶やプロバンス、ガーデニングに着眼するあたりは、本当の意味での「上質な生活」を知り得た作者だからこそだと感服した。自分の「ライフスタイル」に深みを求めたくなったら、ご一読されることをお勧めしたい。

  • TV番組の「ワーズワースの庭で」が大好きでした。<br>
    道楽者たるもの常にway of happy lifeへの道しるべを見逃すな、という指針になるか…も?<br>
    しかしこの番組が映像媒体で販売されていないのが本当に惜しいです。今でも大好き。<br>
    <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594019609/ieiriblog-22" target="_blank">ワーズワースの庭で</a>

  • 大好きだったテレビ番組「ワーズワースの冒険」
    から生まれた道楽のススメ的な読み物。
    こだわりと趣味が広がるはず

  • 私の感性のしょぼアンテナ育成に役立った書籍

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著者プロフィール

1946年京都生まれ。
京都にてグラフィックデザイナーを経た後、「帰ってきたヨッパライ」(ザ・フォーク・クルセダーズ)、「黒船」(サディスティック・ミカ・バンド)などの作詞を手がける。
その後、編集者、執筆者として「平凡パンチ」、「ブルータス」、「ポパイ」などの雑誌で活躍、世界各国を精力的に取材する。
時計、ファッション、グルメなど、あらゆるジャンルに精通し、豊富な知識と独自の審美眼で松山ワールドを展開している。

「2002年 『少年Mのイムジン河』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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