- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594020002
感想・レビュー・書評
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ハリー・ボッシュシリーズ第四作。
今回は休職中で警察手帳を持ってないんで
上巻は ボッシュ探偵風味 って感じです。
嘘をつく、脅す、お願いする・・・ボッシュが結構かわいい。
上巻である程度犯人の目星がついて、
あとは、新しい彼女となんやかんやあって、
それからお決まりのアクションですか~?
はいはい・・・
と思ってしまったアナタ(いや私)
下巻早々ガーーーン
それにしても海外のミステリー読んでて
いつも思うんだけど、
家ではサンドイッチしか食べないですよね。
「ハムのサンドイッチ」
それってうちでは「パンにハム乗っけたやつ」って言ってるけど。
「ピーナツバターのサンドイッチを作って食べた」
それは作ったって言えないだろ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ボッシュに内面に入って行く、いわば彼のアイデンティティがモチーフになっている。ボッシュは組織に入り込むことを好まず、不得手と任じている。その彼の姿を映すかのようなコヨーテ。住まいの近くに現れると言うコヨーテに、彼自身を投影し、ストーリー進行の背景としている。元同僚とのラスト近くの語り・・・真夜中の海の上のボート・・互いの裸の心中がぽつぽつと語られて行く場面がいい。
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いいねぇ!
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ハリー・ボッシュ・シリーズ第4作。
上司とのトラブルから休職処分を受けたボッシュ。そこで、35年近く前に殺害された母の未解決事件を調べることに。
シリーズ初めから断片的に語られてきた母親についての謎がついに明らかになる。大地震によってお気に入りの住まいを追われ、さらに恋人とも別れ……。ボッシュにつきまとうやりきれなさや寂しさが行間からにじみ出てくる。 -
母の死をほじくりかえすボッシュ。
迷宮入りでもなんでもなく、思いがけない手が加えられていたことを知り。
「ちょっと無理があるのでは」というシーンもあったけれど、通底するメッセージは痛いほど伝わってくる。
旅行先なのにどっぷりボッシュの世界に入ってしまって、一瞬どこに自分がいるか忘れてしまっていました。 -
休職中のボッシュが母親殺しの犯人を追う本作品は、ボッシュのルーツを辿るロード・ムービーを観るようなイメージで読める。カウンセリングを通して自分の取るべき行動について閃く辺りは都合がいいようにも感じたが、その後のボッシュの覚悟を伴った心境の変化に比例するように、ひとつひとつ踏み込んでいく複雑な過去にすっかり入り込んでしまった。
善と悪、守るべきものと排除するもの、これらのコントラストが効いており、いろんな局面で考えさせられることが多い。またミステリ的にも面白く、ふっと気の抜けた後のサプライズに、心地よい緊張を強いられた。
憂いを帯びた物悲しいストーリーが読み手に訴えるものは大きく、いかにしてボッシュが現在のキャラクターになったのか、またそうならざるを得なかったのかが、本作品を読むとよくわかる。シリーズの中でも、この四作目はある種の節目となるのではなかろうか。 -
私の大好きなボッシュシリーズの中でも一番好きな作品です。