- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594024383
感想・レビュー・書評
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短編集。かなり怖い話もあります
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猫が活躍するSF・ファンタジー・ホラーを集めた短編集。
現代の作品にしぼりながら、バラエティ豊かなラインナップ
を揃えている。全体としてややホラー寄りな印象で、もう
少しSFに寄っている方が好みかな。
ガミッチもいいのだが、やはり「鼠と竜のゲーム」が突出
している感がある。もっとも他の人類補完機構シリーズを
読んだというバックボーンがあるからそう思うのかも知れ
ないが。 -
魔法の猫 (扶桑社ミステリー)
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別に猫派というわけではないのだが、猫ストーリーアンソロジー。原題「magicats!」が妙に好きである。言葉遊びとまではいかない感じがいいよねぇ。
それはともかく、猫アンソロ。でもジャンルはホラー、ファンタジー、SFだから、収録作者はスティーブン・キングやらル・グィンやらコードウェイナー・スミスやら!あれを書いた人がこの話を書いたのか、的な楽しみが出来る。ただ何だろう、個人的には前半↓中盤↑後半という、中だるみまではいかないんだけど真ん中あたりがいまいち盛り上がらないなぁ…という感じだった。そう思ってると後半また面白い作品が出てくるのだけど。
お気に入りは「鼠と竜のゲーム」「グルーチョ」「ささやかな知恵」。ちょっとSFに偏ったかな。 -
7月7日読了。キング、ルグィン、フリッツ・ライバーなど名だたるSF・ホラーの名手たちによる「猫」をテーマにした短編集。「しゃべる猫」というテーマ一つとっても、作家によってホラーにもなりハートフルな小品にもなり、哲学的な問いかけにもなるのが面白い・・・。何だかんだ言って、この小説家たちはみな猫好きなんじゃないかな。「古代の遺物」の、読み終わって背筋をヒヤリとなでられるような感覚が印象的。「グルーチョ」もよかった。
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全17編の小品が一冊になっているのだけど・・・
これねぇ・・・
猫好きの人は読まない方がいいかもしんない。
っつうか、こんな題名を見せられたら、猫好きは買うでしょ。
そお、まんまと買っちゃいましたよ。
どっちかに猫のダークなイメージが題材にされてるのが多くって、中にはファンタジーもあるのだけどね・・
どうも猫好きが書いてるとは思えない位、ダークなんだよね・・・
特にスティーブン・キング!
あんたはクジョーで犬も悪もんにしましたが、猫もですかいっ!って感じ
レストランとかでメニューのイメージと出されたお味が尽く違ってがっかり・・ってあるでしょ。
しょっぱそおって思ってくちに入れたら妙に甘かった・・とか・・・
あんな感じかな・・・
ダン&ドゾワは他に『不思議な猫たち』『幻想の犬たち』って傑作アンソロジーを出しているけど、もう読んでやんないもんね(-_-)
いやいや読んでいたからえらい時間かかってしまった・・・
中には興味深いのもあったのだけどね・・・
※五人姉妹 の箱の中の猫のおおもとになったと思われる『シュレディンガーの猫』とか、シュリディンガーの猫の文中にはタイムリーにも『箱の中の猫の生死は誰にもわからない。それは神がサイコロをふるかどうかって問題さ』みたいなくだりもあってね・・・
いやいやだろうがなんだろうが、手元にある本は読了しないと気がすまないアタシ・・
罪だよな・・・こういう本は・・・・・
さっ!次々〜(^_-)☆