魔法の猫 (扶桑社ミステリー タ 7-1)

制作 : ジャック ダン  ガードナー ドゾワ 
  • 扶桑社
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本棚登録 : 105
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594024383

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。かなり怖い話もあります

  • 猫が活躍するSF・ファンタジー・ホラーを集めた短編集。
    現代の作品にしぼりながら、バラエティ豊かなラインナップ
    を揃えている。全体としてややホラー寄りな印象で、もう
    少しSFに寄っている方が好みかな。

    ガミッチもいいのだが、やはり「鼠と竜のゲーム」が突出
    している感がある。もっとも他の人類補完機構シリーズを
    読んだというバックボーンがあるからそう思うのかも知れ
    ないが。

  • 魔法の猫 (扶桑社ミステリー)

  • 猫が主題に関係する物語を、偏らないように集めたとの事。
    猫が主題に関係する物語をかたっぱしから読みあさっていたのでちょうど導入にはピッタリでした。
    跳躍者の時空: フリッツ・ライバー  
    鼠と龍のゲーム: コードウェイナー・スミス
    魔性の猫: スティーブン・キング  
    猫は知っている: パメラ・サージェント  
    シュレディンガーの猫: アーシュラ・K.ル・グィン  
    グルーチョ: ロン・グーラート  
    猫の子: ヘンリー・スレッサー  
    猫に憑かれた男: バイロン・リゲット  
    生まれつきの猫もいる: テリー&キャロル・カー  
    愛猫家: ノックス・バーカー  
    ジェイド・ブルー: エドワード・ブライアント  
    トム・キャット: ゲリー・ジェニングス  
    ソーニャとクレーン・ヴェッスルマンとキティー: ジーン・ウルフ  
    魔女と猫: マンリー・ウェイド・ウェルマン  
    古代の遺物: ジョン・クロウリー  
    ささやかな知恵: R.シルヴァーグ&R.ギャレット  
    シュラフツの昼下がり: G.ドゾワ, J.ダン&M.スワンウィック  
    それぞれ、原作者の他の書籍も読んでみようと思うようになりました。

    いきなりだと、ちょっと抵抗感があるはじめての著者に触れるのに、
    主題が関連する物語が集めてあると比較できるのでありがたいです。

  • 別に猫派というわけではないのだが、猫ストーリーアンソロジー。原題「magicats!」が妙に好きである。言葉遊びとまではいかない感じがいいよねぇ。

    それはともかく、猫アンソロ。でもジャンルはホラー、ファンタジー、SFだから、収録作者はスティーブン・キングやらル・グィンやらコードウェイナー・スミスやら!あれを書いた人がこの話を書いたのか、的な楽しみが出来る。ただ何だろう、個人的には前半↓中盤↑後半という、中だるみまではいかないんだけど真ん中あたりがいまいち盛り上がらないなぁ…という感じだった。そう思ってると後半また面白い作品が出てくるのだけど。

    お気に入りは「鼠と竜のゲーム」「グルーチョ」「ささやかな知恵」。ちょっとSFに偏ったかな。

  • 7月7日読了。キング、ルグィン、フリッツ・ライバーなど名だたるSF・ホラーの名手たちによる「猫」をテーマにした短編集。「しゃべる猫」というテーマ一つとっても、作家によってホラーにもなりハートフルな小品にもなり、哲学的な問いかけにもなるのが面白い・・・。何だかんだ言って、この小説家たちはみな猫好きなんじゃないかな。「古代の遺物」の、読み終わって背筋をヒヤリとなでられるような感覚が印象的。「グルーチョ」もよかった。

  • 全17編の小品が一冊になっているのだけど・・・
    これねぇ・・・
    猫好きの人は読まない方がいいかもしんない。
    っつうか、こんな題名を見せられたら、猫好きは買うでしょ。
    そお、まんまと買っちゃいましたよ。
    どっちかに猫のダークなイメージが題材にされてるのが多くって、中にはファンタジーもあるのだけどね・・
    どうも猫好きが書いてるとは思えない位、ダークなんだよね・・・
    特にスティーブン・キング!
    あんたはクジョーで犬も悪もんにしましたが、猫もですかいっ!って感じ

    レストランとかでメニューのイメージと出されたお味が尽く違ってがっかり・・ってあるでしょ。

    しょっぱそおって思ってくちに入れたら妙に甘かった・・とか・・・

    あんな感じかな・・・



    ダン&ドゾワは他に『不思議な猫たち』『幻想の犬たち』って傑作アンソロジーを出しているけど、もう読んでやんないもんね(-_-)

    いやいや読んでいたからえらい時間かかってしまった・・・

    中には興味深いのもあったのだけどね・・・


    ※五人姉妹 の箱の中の猫のおおもとになったと思われる『シュレディンガーの猫』とか、シュリディンガーの猫の文中にはタイムリーにも『箱の中の猫の生死は誰にもわからない。それは神がサイコロをふるかどうかって問題さ』みたいなくだりもあってね・・・


    いやいやだろうがなんだろうが、手元にある本は読了しないと気がすまないアタシ・・

    罪だよな・・・こういう本は・・・・・



    さっ!次々〜(^_-)☆

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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