ブラックライト〈下〉 (扶桑社ミステリー)

  • 扶桑社
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レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594024932

感想・レビュー・書評

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  • 上巻は過去のアール視点と現在のボブ視点が交互で独特のリズムだったが下巻は現在のボブ視点のみ。
    上巻の構成が面白かったので下巻はやや普通感がして(上巻で過去のアールが死亡しているから仕方が無いけれど…)やや退屈に思えるシーンも。

    ボブの持つ緊張感やナイフのような鋭利さは下巻の方が圧倒的に凄かった。
    森の中で暗視スコープを持つ敵に追われるシーンでは普段では考えられない弱気や混乱も起こり、ボブの人間らしさが感じられた。

    最後の展開は予想外で「え、それでいいの?」とか思ってしまったけれど、それでも面白かった。

  • 芯の通った緊張感をベースに展開されるのが、父と息子の物語である。複雑な関係が悲しい結果に終わってしまった父子たちの家族ドラマの間に、事件の背後関係が見え隠れする。

    上巻は40年前の“その日”から始まり、ボブ・リー・スワガーが過去の真実と向き合う決心をする現在パートと、アール・リー・スワガーが殉職する銃撃戦までが交互に描かれる。この銃撃シーンが臨場感抜群で、暗く静かな現場という設定が逆に、張り詰めた緊迫感を増幅させているようで、すごく印象に残った。

    下巻はアクションシーンが多くなる。陰謀と謎が浮き沈みしながら、徐々に事件全容が浮かび上がってくる。ここにきて一気に、銃とスナイプに関するマニアック的な目線が増えてくる。スワガー・シリーズに惹かれる理由がそれなので、待ってましたとばかりに更に読書ペースが加速する。(ガラガラヘビの理由については鳥肌モノ)

    ラストのサプライズの必要性は正直疑問だが、全体的にいい構成だと思う。過去と向き合う展開に家族ドラマを持ってくるのはありがちだが、少し斜めから捉えた視点に、作中で展開される以上の膨らみを感じて満腹感この上ない読書となった。まだ二作目ではあるが、完成度の高いシリーズという実感は揺るぎないなあ。

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  • 面白かった。
    昔、田舎町の警官で殉職した男の事件を調べると意外な事実が。
    田舎町の警官ということで、スチュアート・ウッズの「警察署長」を思わせるが、あれは、大河ドラマ的な要素が大きかったのに対し、本作では、事件を調べる二人の現在と、カットバック的に入る当時の状況の書き方がうまい。

  • ボブ・リー・スワガーシリーズ
    ダーティ・ホワイト・ボーイズを先に読んでた方がよかったみたいだけど充分に面白かった。
    銃の描写が細かくてかっこいいです。父ちゃんもかっこいいな!

  • アールあってのボブ。プラモデルが上手く作れなくて涙するボブ、かわゆすぎ!

  • ブラックライト〈下〉 (扶桑社ミステリー)

  • ボブの父親アールの物語に始まる謎に挑む、ボブとラス。ラス親子との因縁も絡む中、思わぬ陰謀が40年のときをへて明るみに!いつもながらのスナイパー目線の丁寧な描写がワクワク感を募ります。2015/5読了。

  • スティーヴン・ハンターによるボブ・リー・スワガーシリーズ第三弾下巻。
    アールが殺害された当時、最先端の技術であった暗視装置が本作のタイトルになっていることが明かされ、アールも暗視装置を使ったハンターに殺害されたことが判明する。そこからボブとラスは少しずつ真実に迫っていく。
    本作では極大射程の時のような最後の最後でひっくり返すような仕掛けは用意されていないが(それでもまさかの結末は用意されている)、綿密に張り巡らされた伏線を最終的に見事に回収する特徴がある。ボブがそこに至る過程は半ば強引に感じたり、ピンチに陥った時のある意味ご都合主義的展開が気になるところもあり、息切れしたかなと思わせる。
    また、前作以上に誤植が散見され、物語に没入しにくくさせられた点もマイナスだった。

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著者プロフィール

Stephen Hunterスティーヴン・ハンター1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。68年ノースウェスタン大学卒業。71年ボルティモアサン紙に入社。書評担当などを経て映画批評担当になる。96年ワシントンポスト紙に転じ、映画批評部門のチーフとなる。2003年ピューリッツアー賞(批評部門)を受賞。

「2016年 『我が名は切り裂きジャック(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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