涙の谷―私の逃亡、十四年と十一カ月十日

著者 :
  • 扶桑社
2.00
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (4)
  • (2)
  • 本棚登録 :12
  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594027490

作品紹介・あらすじ

松山拘置所内で綴った書き下ろし三百六十枚。

感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 寺島しのぶさんが演じた福田和子のドラマをみて、この人はどんな人だったのか?と思って手に取りました。彼女のしたことは殺人で、その明確な理由、殺意などはこの本からはあまりはっきりと分からないものの、その生い立ちや、壮絶な経験からか、正直な記述と、都合の良い嘘を取り混ぜているところが何箇所もありそうだなぁと感じました。逃亡の時間が長過ぎて、本人も真実と嘘の区別がつかなくなっていたのかもしれません。文章としては、少し自分に酔っているようなところもあるので、嫌いな人もいるかもしれませんが、満足な教育を受けていない本人が書いたにしては、後半の登場人物の描写などは、世間を欺きながら逃げ続け、人の顔色をうかがい、渡り歩く天性の感覚を垣間見ることができるような気がしました。

  • この現代社会で隠れ、逃げ続けるなんてとても実現不可能に思えます。偽名を使い、嘘をつき、体を売って騙した相手に助けられながら14年と11ヶ月の逃亡生活。知らないだけで、こんな世界が日本にあるんですね。人を殺めたことについては書くのを避けている印象が。被害者側からの真実を求めた読者にとっては、消化不良以外の何物でもない一冊になっています。

  • 書くべきことはそれじゃないハズなのに、どんな出来事にも、言い訳と自慢話を絡めているあたりに受刑者の性格が垣間見え反吐が出る。
    こういう文章は人をとことん不快にさせる。
    ブログを書いている者にとっては反面教師でしかない一冊。

全2件中 1 - 2件を表示

福田和子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

涙の谷―私の逃亡、十四年と十一カ月十日を本棚に登録しているひと

ツイートする