- Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594029029
感想・レビュー・書評
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ハードボイルドはちょっと・・・という方にもマイクル コナリーはおすすめ!(実は私もハードボイルドは少し笑ってしまう)
特にこの本は真相に迫るまでのプロットがスピーディーで手に汗。
実はかなり前半でおぞましい真相が分かってしまったんだけど、それでもそこに行き着くまでの推理と捜査がおもしろい。
クリント・イーストウッドで映画化されてて、こちらも楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ボッシュは直接的には出てきません。ハラーや、ウォリングは、名前だけでも登場しているのですが、ボッシュは、その雰囲気すら感じさせません。でも、一応、ボッシュサーガの一部なんでしょうね。
さて、心臓移植を受けたばかりの人物が、探偵役を務めると言うのは中々斬新。その所が、病気と言う側面から深堀されていくのかと思いましたが、そうではなく、心臓を移植したと言う事実の側面から話が進みます。
この手の小説の場合、探偵役が容疑者として疑われていくと言う設定は少なくありませんが、この作品もその例に漏れません。まぁ、「えー、そう都合よく行く?」と、冷静に考えると思ってしまうかもしれませんが、読んでいるうちはそうは感じません。容疑者とされ、緊張感が高まる雰囲気の中、主人公は、見事に事件を解決に導きます。
マッケレイブが主人公の作品は、他にもあるようです。読めるなら、読んでみたいな。 -
イーストウッドの映画よりは楽しめました…
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心臓移植。術後、たくさんの薬を飲まなければいけない。とても辛い。
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凄いよ、素晴らしく読み応えのあるハードボイルド。
どんどん物語に引き込まれて行く。
謎解きの展開も強引さを感じず、驚きと納得の構成。
作者はかなりのテクニシャンだ。
本作に出会えた事を、幸せに感じる。
引退した元 FBI 捜査官とはいえ、
現職警官が捜査資料を見せたり渡したり、
この点は気になるが・・・。