ルーズベルト秘録〈上〉

  • 産經新聞出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594030155

作品紹介・あらすじ

群雄の時代が持つ「魔性」-戦争は避けられなかったのか?仕組まれた日米開戦の原点にいた男の謎。産経新聞好評連載の単行本化。

感想・レビュー・書評

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  • 大戦が世界を変えた…しかし近年となってはアメリカのそしてフランクリン・ルーズベルトの思惑ははまったのだろうか?

    https://www.youtube.com/watch?v=09OCU4ZWIXk

    パールハーバーの中での足の不自由な大統領の姿を見て感動を覚えたが、いつの頃からかアメリカ嫌いな自分がいる。やはりそれはトム・ハンクスの「バンド・オブ・ブラザース」と「パシフィック」の表現から来ているのだと思う。

    ドイツ人と日本人に対しての扱いの違いや死に対しての尊厳などを見ているとどうしても納得できない。憧れる国であっても自分自身が俺は日本人なんだなと思うくらいに悔しくて泣けた。

    「ルーズベルト秘録 (上)(下)」

    これを読むといかに日本がはめられたかと思う。戦争を起こした本人はルーズベルト以外の何者でもないような気がする。負け組の遠吠えかもしれないがドイツはバルバロッサ、日本はパールハーバーが失敗なのだが、日本の場合はやむを得ずと行った感がある。

    あれだけ強制収容所のことを叩いていたがアメリカにも日系人の強制収容所が存在した。これは今頃この本を読んで初めて知った。変わらないことをしてたんだなと…戦争を肯定はしないが中国が世界の草刈り場となっていたら今の情勢はどういうふうになっていたのだろうか?なんとなく難しいことを考えさせられる作品です。

  • 日本の舵取りをするには、相手の事を知っていないといけない。でも、例えば、あの太平洋戦争にしても、自国の事情のみを学んではいないか。本書を手にすると、当時の米国のビジョン、行動への落とし込み、国際政治を動かすもの、など学びは多く、今の世界も戦後秩序の枠組みの中にいることに気づかされる。

  • わたしはジャグラー、と自嘲的に自らを語ったというルーズベルトです。1930年代~40年代の世界は、そして当然日本も、彼の手の上で踊らされた、ということでしょうか。War President、として三期務めた訳ですが、それも功罪相半ばのようです。NY州Duches County Hydparkにある、大統領記念館の風景を思い出します。

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