失楽園殺人事件 (扶桑社文庫 S 4-1)

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  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (505ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594030285

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  • 「後光殺人事件」★★★
    「聖アレキセイ寺院の惨劇」★★
    「夢殿殺人事件」★
    「失楽園殺人事件」★★
    「オフェリヤ殺し」
    「潜航艇「鷹の城」」
    「人魚謎お岩殺し」

  • 『後光殺人事件』
    法水麟太郎シリーズ

    住職・胎龍の死。仏像に向かい合掌する遺体。頭のちょうど真ん中につけられた致命傷の謎。被害者がともした提灯の秘密。

    『聖アレキセイ寺院の惨劇』
    法水麟太郎シリーズ

    ロシアからの亡命者たちの作った聖アレキセイ寺院での事件。法水の聞いた寺院の鐘。寺院の前で出会ったルーキン。堂守ラザレフの娘ジナイーダとの結婚の夜に呼び出されたルーキン。寺院の中で発見されたラザレフの遺体。ラザレフの2人の娘の秘密。

    『夢殿殺人事件』
    法水麟太郎シリーズ

    寂光庵で起きた密室殺人事件。推摩居士と呼ばれる男の死。曼荼羅の孔雀に切り刻まれたような死体。2階の浄善尼の死体。少なすぎる遺体の出血。遺体をつかった密室トリック。

    『失楽園殺人事件』
    法水麟太郎シリーズ

    屍蝋とかした死体を収集する兼常博士の作った「失楽園」と呼ばれる施設。殺害された兼常博士。背中を刺されてしんでいた助手の川北博士。「失楽園」と幻のコスター聖書と博士の娘・幹江の出生にかくされた秘密。

    『オフェリヤ殺し』
    法水麟太郎シリーズ

    法水が作った『ハムレットの寵姫』を上演中の殺人事件。被害者は元の劇団の主宰者の娘・久米幡江。妻や娘、劇団員に裏切られ失踪している元主催者・風間九十郎。奈落から舞台への間での事件。

    『潜航艇「鷹の城」』
    法水麟太郎シリーズ

    戦争中活躍したオーストリア軍の潜航艇「鷹の城」の船長エッセン伯爵。最後の航海で死んだ船長。密室から消えた船長の遺体。「鷹の城」を拿捕した八住と結婚したエッセンの妻ウルリーケ。「鷹の城」の中で殺害された八住。首を絞められた娘・朝枝。

    『人魚謎お岩殺し』
    法水麟太郎シリーズ

    人間の交配の実験のを行おうとした姉川探鯨。死後に起きた事件。手足を切り取られた女性の遺体。目撃された人魚の謎。自分の双子の片割れを探す義右衛門。義右衛門率いる一座の中の秘密。

    『小栗虫太郎エッセイ集』

     2011年5月29日再読

  • え〜と…うーんと…どう言ったら良いものか…。ストーリーは面白い。もうそれは抜群に。島田荘司なんか目じゃない奇想奇想の数々といいヴァン・ダインなんか屁でもない薀蓄のとてつもない量といい最強(最凶?)の探偵小説じゃなかろうかと思う。そしてまあこの解決に至っての奇想の解明のわけの分からなさと言ったら!(一応ほめ言葉)最初は理解しようと一生懸命なんだけどもう途中から法水さんすいません何言ってるんですかって感じですよ。引き込まれるほどの面白さと突き放されるような難解さが渾然一体となってるとでもいおうか。ランクはつけられない。

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著者プロフィール

小説家。1901年東京生まれ。本名、小栗栄次郎。1927 年、「或る検事の遺書」を、「探偵趣味」10月号に発表(織田清七名義)。1933年、「完全犯罪」を「新青年」7月号に発表。「新青年」10月号に掲載された「後光殺人事件」に法水麟太郎が初めて登場する。1934年、『黒死館殺人事件』を「新青年」4~12月号に連載。他の著書に、『オフェリヤ殺し』、『白蟻』、『二十世紀鉄仮面』、『地中海』、『爆撃鑑査写真七号』、『紅殻駱駝の秘密』、『有尾人』、『成層圏の遺書』、『女人果』、『海螺斎沿海州先占記』などがある。1946年没。

「2017年 『【「新青年」版】黒死館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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