- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594030438
感想・レビュー・書評
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台湾独立活動に手を出したばかりに独裁国・台湾から危険人物とされた夫婦が、生まれ、育ち、日本で結婚、就職。金女子は通訳としても活躍。そして入管法の暗い裏面。昨年の総統選挙で陳水扁氏が勝利し、40年ぶりに帰国するまで。二人の日本と台湾への愛情が滲み出て、爽やかな本です。台湾と日本の幸福そして不幸な両面が分かりやすい文章を通し、教えられます。韓国・中国が日本への怒りを忘れられないのは、ランク下と見ていた国からの侵略であったためという主張も説得力があります。
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周英明・金美齢の人生と思いが詰まった本。金美齢さんは有名だけれど、彼女の生い立ちまで知っている人は少ないのではないでしょうか。論理的で堂々とした語り口調、物怖じしない姿勢が私は大好きだけれど、はっきりものを言うタイプの彼女に反感を覚える人も多いかもしれない。でもこの本を読んだらお二人の壮絶な人生と思想の深さに感銘を受けるはず。そして自分の抱いた反感は的外れだなー、自分は小さいなwと思うことでしょう。国を愛する事が如何に美しいことか、この本を読むとわかるなあ。
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台湾版「人間の条件」!?
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日本国による台湾統治が敗戦により終りを遂げ、代わりにやって来た支那民族による言われ無き人権蹂躙、無差別殺戮、暴行、略奪、強姦・・・・。
そして、それは今尚チベット・新疆ウイグル自治区など各地で続いている (支那人による) 「民族浄化」 へと繋がってゆく。
当時の台湾で辛酸を嘗め尽くした周さん、金さん夫妻の波乱万丈な半生、そして日本に対する感謝と戒めが込められた一冊。