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- Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594033019
感想・レビュー・書評
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現代の日本が抱える教育の問題について、保守の立場から比較的自由に語ったエッセイです。
著者は、日教組に代表される左翼的な立場からの教育への介入を批判して、一定の留保を付した上で、教育の多様性を認めるべきだと論じています。また、子どもたちに無制限の自由を認める考えを退けて、伝統的な家庭教育を復権する必要性を論じています。
語り下ろしということもあって読みやすかったのですが、戸塚ヨットスクールや石原慎太郎の家庭教育など、一般化するには少し特殊にすぎる例に依拠して議論がなされていることが気になりました。また、後半は現代の歴史教育の誤りを正すという目的で昭和史が扱われたり、著者自身の知的変遷がたどられたりして、教育問題からやや離れた議論になっています。
教育についての論考というよりも、著者の教育観とその周辺について語ったエッセイとして読むべき本だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
教育というよりエッセーか。教育に関する認識はほぼ自分と一緒。
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知的生活。エリートの功罪。逆順入仙。
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