パッチワーク

著者 :
  • 扶桑社
3.48
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本棚登録 : 320
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594037673

作品紹介・あらすじ

ロリータから淑女まで全ての乙女の為のデパートメントストアへようこそ!小説集「ミシン」で作家デビュー以前の幻の連載エッセイ「乙女の階級」「乙女の花道」や奥菜恵さん朗読で大反響のフジテレビ系「出会いのストーリー」のショートストーリーなど。ロリータ・恋愛・ファション・アートから詩編・人生相談まで、さまざまな珠玉の作品群を網羅した贅沢な一冊。

感想・レビュー・書評

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  •  読む順番間違えたかな・・・・・・・『それいぬ』の方はまだ読んでいないのですが、一度読み始めると止まらなくて、ついには読み終えてしまいました。『それいぬ』の方も、近いうちに読もうと思います。

     乙女のカリスマ、嶽本野ばらの珠玉のエッセイ集、ということで、今まで自分は野ばらさんの小説のみ追ってきましたが、野ばらさんの小説に触れるにつれて、この人がどのようなことを考えているのか、もっと知りたいと思って、エッセイを読むことにしました。結果、自分の中に新しい勇気と矜持を得ることが出来た、素晴らしい経験を享受することが出来たと思います。野ばらさんの小説に通じる、乙女としての矜持は勿論、美醜観念や洋服、ロリータのことについても記されていて、自分に大切な価値観を与えてくれたのは間違いないです。自分は男ですが、一読の価値はあると思います。この本は乙女の――乙女の心を持つものの為にある、バイブルなのですから。

     個人的には5ℱが興味深く、耽読しました。役に立たないかもしれない、雑多で無駄な知識の数々。でも、無駄なものほど、贅沢なものはありません。これからは自分に自信を持って、ロココの心を忘れずに、努めて生きていこうと思います。

  • 野ばらちゃんの初期のエッセイ集。「それいぬ」が好きすぎて何回も読み返しているので、その延長線上にある本として楽しめた。私は野ばらちゃんの美意識や美学に非常に共感を覚えるので、ロリータじゃないけどこれからもずっと野ばらちゃんのファンでい続けるつもりです。人生相談コーナーのまさかのオチにものすごく笑いました(笑)。清く正しく意地悪く、乙女道を追求してゆきたいです。野ばらちゃんの文章は大変緻密で端正なのに、めちゃくちゃ笑えるサービス精神があるから大好きです。

  • よい。

  • 既読。

  • 中学生の時に古本屋で見つけて買った。
    それいぬと一緒にセットで買った。

    コンプレックスを持つ少女達にも
    女の子で良かったなぁ、と思わせてくれるのが
    この人の本だなぁ。

  • もう!のばらちゃんは、本当に、、、!

    なきました。

    強く想いあうこと、相手の幸せを願うこと

    すごく大切だなぁと

  • 野ばらさんは小説もいいけどエッセイがすきです

  • 面白い構成の一冊。女性のためのデパート仕立てです。
    少しずつ読みたい本です

  • 途中のカウンセラーの話が微妙
    でも、パニエやドロワーズの話は
    読んでて楽しかったのですらすら読めました。

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著者プロフィール

文 嶽本 野ばら
京都府宇治市出身。作家。
1998 年エッセイ集『それいぬ̶ 正しい乙女になるために』(国書刊行会)を上梓。
2000 年『ミシン』(小学館)で小説家デビュー。
2003 年発表の『下妻物語』が翌年、中島哲也監督で映画化され世界的にヒット。
『エミリー』(集英社)『ロリヰタ。』(新潮社)は三島由紀夫賞候補作。
他の作品に『鱗姫』、『ハピネス』(共に小学館)、『十四歳の遠距離恋愛』(集英社)
『純潔』(新潮社)など。『吉屋信子乙女小説コレクション』(国書刊行会)の監修、
高橋真琴と共書絵本『うろこひめ』(主婦と生活社)を出版するなど少女小説、お姫様をテーマとした作品も多数。

「2021年 『お姫様と名建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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