殺人の代償 (扶桑社ミステリー ホ 10-1)

  • 扶桑社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594042066

感想・レビュー・書評

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  • 久々の海外ノワール。さくっと読めますが、イマイチ決め手にかける気が。オチはよかったと思いますが。
    ノワールってオチのつけ方が難しいと思うんですよ。主人公が犯罪者である場合がほとんどなので、最後生き残らせるのも都合がよすぎるし、殺してしまうのも安易すぎるしで。その点、この作品のラストはなかなかよかったんじゃないかと。詳しくは書けませんけどね。

  • もう一人のジム・トンプスン。
    そう評されているのを見て血眼で捜して読んだんですが、確かに面白かった。
    主人公の冷酷さも、説明されるのではなく行間から時々顔を出してぞくっとさせる。
    ただ、トンプスンの名前を出して語るのではよくよくの狂気がないといけないなと思いました。
    単品で読んだら凄く面白いのに、あの混迷を期待してしまうと返って良くない。
    このラストですら、救いがまだあるように思ってしまう。

    和歌山旅行中に読了
    2008/11/22

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