できるかなV3 (SPA COMICS)

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 537
感想 : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594042561

作品紹介・あらすじ

とことんやってみよう。どこまでも行ってみよう。脱税からホステス生活まで、サイバラ暴走の遍歴。

感想・レビュー・書評

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  • 脱税編は今だと批判が大きいかもね。
    ギャグ漫画としても笑えない。
    ホステス編は微笑ましかった。

  • できるかなシリーズV3
     脱税のところ以外はあまりにも毒々しすぎたので挫折した(笑)。

     追徴課税など含め、一億円を要求されたサイバラ。
     だが、あの手この手を使って、一千万円まで値切ることに成功する(しかし、結果的には個人への追徴課税を含め、二千万円強に落ち着く)。
     その様子のルポマンガ。
     アシスタントを雇ったことにして経費で落としている(つまり、架空請求)のを、税務署に「アナタ、そんなに人やとってないでしょう!」と追求される。が、「いや、実は私のマンガはゴーストライターに頼んでいるから、実名を出せない」と強弁するなど、税務職員が可哀想になるレベル(苦笑)。
     て、いうか、何より・・・

     税金って、値切れるんだ。

     という真実にアゼンとする。
     税金のエピソードが一番ビックリしたけど、ほかも毒々しいエピソードが満載なので日常生活に風穴をあけたい人にお勧め。
     ちなみに、サイバラさんがホステスになる項もあるけど、なんかむっちりしていてすごくにあっています(笑)  

  • これが真実なら税務署さん?ですね。

  • うーん。稼いでるのなら税金を納めるのは義務でしょうに、と思ってしまい西原さんってそんな人なんだなと残念な気持ちに。鴨さんはこの後亡くなったのよね。アルコールが原因なのかな。

  • ◯◯できるかな
    実は西原理恵子の中で、これが1番好きです

  • 10年前に買った。久々に読み返した。

    脱税で税務署職員と抗争する話が最高に面白かった!
    攻めてるな~戦ってるな~。

  • もうフォロワーはいらない、「無頼派」はサイバラだけで十分だ――誰の発言だったか失念したが、そんな言葉を聞いたことがある。本書はサイバラさんの作品のなかでもとりわけ「無頼派」色が強く、学生の頃「元祖・無頼派」坂口安吾にハマっていた僕は、どこか懐かしさを覚えながらページをめくっていた。

    「脱税できるかな」の税金闘争は安吾のそれ(「負ケラレマセン勝ツマデハ」)を彷彿とさせ、「ホステスできるかな」をはじめとするルポは現代版「安吾巷談」といった趣だ。

    僕はこの人が描く、野放図な日常と、誰もいない真っ青な海が好きだ。無頼派のフィルターを通すとき、今ここにある生ゴミ臭い現実は、容赦なく酷薄なユーモアに満ちた姿を露わにし、しかしそれゆえに懐かしく愛おしいものに見えてくる。精神病棟での《海はそこだよ》(「海釣り」)とか、――たとえ狙ってでも、僕にこんな風景は書けない。

    彼女のどの本よりも「無頼派」らしい本書の内容や周囲の人間への振るまいは(「巷談」の頃の安吾がそうだったように)彼女の作品に感動していた一部の人々を落胆させるだろうし、中途半端に道徳的な人たちからは白眼視されるだろう。そして、そうした人たちをバカにする「サイバラ教のファン」たちからは拍手喝采を受けるだろう(本書の一部のコラムでの「教祖」扱いは、ちょっと怖いくらいだ)。

    もちろん、そうした周囲の声が「無頼派」サイバラの足を阻むことはありえないが、そうした声に阻まれて、読者がこの清々しいまでのエゴイズムの行方を見落とすならば、それはそれで勿体ない話だと思う。

    今の時代「左」とか「右」とかいうレッテルはほとんど意味をなさないものの、少なくとも、人間には「エゴイズム」と「ナルシズム」という相反する"私"があり、人との関係においていずれの"私"を重んじるかで、人は大きく二つに分かれる。たとえば、安吾の反対側には太宰治(そして三島由紀夫)がいたし、サイバラの反対側には小林よしのりがいた。後者の人からみれば、たとえば「脱税できるかな」のような"誇り"の一カケラもない闘争は、たとえギャグだとしても、不愉快で意味不明なものに映るはずだ。だが、ナルシズムの言葉は、人の"これまで"を意味づけはするものの、"これから"を問う際には役立たない。エゴイズムに徹することは難しい。人はなかなかここまで強くなれない。

    最後に。本書の刊行年は'03年。離婚の年だ。それもあって、「鴨ちゃん」が登場するたび、いろんなことを考えてしまう。今も現役で描きつづけているサイバラさんに拍手を送りたい。僕は自死しなかった太宰や三島を想うことはないが、ときどき49歳の安吾の言葉を夢想する。子供を育て、巣立たせ、老いと向き合うエゴイストの言葉を想像する。いつか、フォロワーのみならず、たとえば安吾のような先達も含めて「無頼派はサイバラだけで十分だ」と言ってみたい。

    以上、無頼派に憧れ、なけなしの金で安吾全集を揃えていた元学生の私的な感想でした。参考にならないことばかり書いて、すみません。本書は掛け値なしに面白いです。

  • このころのサイバラすげー好き

  • 2014.08.13

  • 練馬ブックオフで購入する。オーソドックスなブックオフです。可もなく不可もなくです。相変わらず面白いです。ただし、定価で買う本ではありません。

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著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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