みじかい命を抱きしめて

  • 扶桑社
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本棚登録 : 125
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594045357

作品紹介・あらすじ

12歳にして、その肉体年齢はおよそ80歳の娘アシュリー。遺伝子異常によって普通の10倍近いスピードで老化していく早期老化症(プロジェリア)という過酷な宿命を背負いながら、今という瞬間を前向きに生きる母子。母親ロリーが語った愛と勇気。

感想・レビュー・書評

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  •  早老症の少女アシュリーのお母さん、ロリー・ヘギさんが二年前に出した自伝。テレビで見る、落ち着いた彼女からは想像もつかないような荒れた悲しい半生が描かれていて、驚いた。こういった自伝を出した彼女はなんと勇気のある人だろうと。実際、前書きで彼女はこう書いている。
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    アシュリーはプロジェリアという病気を背負い、私の目にも神様が何かを私たちに伝えるために遣わせた、特別な存在であるように映ります。でも私自身は彼女の母親であるという以外、特別なことは何もありません。それどころか、少女時代は家出を繰り返して両親を悲しませ、アシュリーを産んでからも間違いを繰り返し、たくさんの罪を犯し、何度も地の底に沈みそうになりながら、自分自身の人生をかろうじてつないできました。そんな私の半生を知りたい人がいるのかしら。それに、私自身、自分の過去ともう一度正直に向き合い、虚飾なく率直に語ることができるだろうか。私が語ることで誰かを傷つけることにはならないだろうか。そんな理由から、この本を出すことを迷ったのもたしかです。
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    そうして、後書きではこう語っている。
    >>
     もちろん私はこれからも、ミステイクを犯すでしょう。
     でもミステイクの先にはふたつの選択肢があります。ひとつはミステイクからさらにミステイクを呼んでしまう選択。もうひとつが、ミステイクをバネにしてポジティブな方向へ変えていく選択です。
     そして人生を学ぶプロセスの中で、誰もがミステイクをバネにするすべを学ぶのです。私も何度も失敗を重ね、ようやく最近になってネガティブの連鎖がさらに大きなネガティブな結果を呼んでしまうことがわかりました。逆にひとたびネガティブなものをポジティブに転じることができれば、そこには希望や楽しみや平和に満ちた世界が待っています。
     ただし、人に与えられた時間には限りがあります。ネガティブの連鎖というスパイラルにはまりこんで、足踏みをしている時間はそうたくさんは与えられてはいないのです。ネガティブを振り払ってポジティブに変えられるすべを学び、その人生を精一杯生きなければいけない。
     まさにこれはアシュリーの人生です。
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     彼女とアシュリーの人生について私は語れる言葉を持たないが、子供の頃に聞いた聖書のことばを思い出した。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。全てのことについて感謝しなさい。」(新約聖書・テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 5章16‐18節)

  • 普通の人の何倍ものスピードで歳をとる病気プロジェリア。初めてその難病とアシュリーを知った時はとても衝撃的で、でも彼女のポジティブで心優しい人柄とあの天使のような素敵な笑顔ですぐにアシュリーのことが大好きになりました。母親の恋のキューピッド役になり告白できずにいると『私、机の下に隠れてようか?』と言うアシュリーがとても可愛い!一番辛いはずなのに母親や周りの人達を気遣い、病気も受け入れ、毎日を大切に楽しく過ごす彼女にはたくさんのことを私に教えてくれます。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    本書は、ロリーさんに取材し、アシュリーちゃんの成長記録と自身の心の葛藤、人生の軌跡を、本人語りの手記の形でまとめたもの。アシュリーちゃんの写真も約40点収録しています。
    アシュリーちゃんとロリーさんのひたむきさからは、生きることの意味と人生に立ち向かう勇気を教えられ、読む者の心を揺さぶります。毎日を真剣に、一瞬一瞬を楽しんで、精一杯生きていきたい、生きていかなければならない。そう思わされる内容で、将来に不安を感じる若者、人生にとまどう人など、多くの読者にお読みいただきたいと考えております。

    【キーワード】
    単行本・闘病・親子・ノンフィクション



    2+1+1+1

  • 中学の読書感想文を書くために購入。
    ノンフィクションでテレビでもやっていた。
    こっちが勇気づけられる。

  • テレビに出る以前、クリスチャンになる前の母の行動はとんでもなく荒れたものだった。そんな母をいつでも温かく見守るような娘アシュリーちゃんの本心はどうだったのか。素直に感動出来なかった。

  • アシュリーはあと何年しか生きられない。
    その病気は今の医学ではまだ治せないいらしい。

    母親の協力があってこそアシュリーは楽しいと思える日々を送っているのだと思う。

  • プロジェリアという、人よりも10倍のスピードで老いていく難病を抱えているため12歳なのに80歳という年齢に体はなっていってしまうアシュリーのお母さんが書いた本で、この本を読んで、アシュリーの前向きさなど見習わなければいけない所や、やはり親は子供によっても成長させてもらえるんだと思った本でした。

  • プロジェリア患者アシュリーちゃんの母ロリーの半生を綴ったノンフィクション。
    過去に麻薬に手を出していたってこととかは知ってたんだけど、ここまでとは思っていなくて結構ビックリしました。本当に波乱万丈、なんでもアリな人生を歩んでる人ですね・・・。
    やっぱアシュリーがっていうか子供がいたからこそ立ち直れたんじゃないかな。

  • アシュリーのお母さんの本。
    自分のことをさらけ出せるお母さんはもの凄く強い!

  • 言わずとも知れた、あのアシュリーのママの本です。
    アシュリー自身の本を前に読んで、そのポジティブさとやさしい考え方に感銘を受け、「こんなにすてきな女の子を産んだ人は、どんな人なんだろう!」と思っていたのですが、
    先日リサイクルショップで偶然本書を見つけ、即購入してしまいました!

    この本では、アシュリーのママ、ロリーの半生が描かれています。
    もちろん、あちこちでアシュリーの写真や名前が出てきて、ロリーが本当にアシュリーを愛してやまないという気持ちは、ひしひしと痛いほど伝わってきました。
    人をハッピーにしてくれるくちびるを持つ、すてきなアシュリー。
    そんなアシュリーのママは、私の思っていた“お母さん像”とはまるで違っていました。
    ロリーはアシュリーを十六歳で授かるまで、犯罪と麻薬を繰り返す、いわゆる“不良”だったのです。
    でも読み終わった今、ドラッグからの脱出や数々の恋や苦難を乗り越えて、今がいちばん幸せだと言っているロリーに、アシュリーに、アイラブユー! という言葉を伝えたくなる。
    プロジェリアという難病でありながら、ポジティブにまっすぐに、自分らしく一日一日を生きていくアシュリー。
    そんなアシュリーを産み、育てていくママのロリーのことも、たくさんの人に知ってほしいと思った。
    ぜひ、読んでみてください。
    もちろんアシュリーの本といっしょにね。

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