- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594045371
感想・レビュー・書評
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電車で読んでいるのを隣の人にのぞかれたらちょっと恥ずかしいところもあるけれど(マカの話しとかコンドームの話しとか笑)、おもしろくてくすくす笑ったり、共感したり。
本のタイトルにもなっている、「言葉はいつも思いに足りない」の話し好きだなぁ。
何を思っているか、言葉にしようとするその努力というか工夫というか、言葉にしてしまったらその言葉の意味に定義されてしまう曖昧なものを、できるだけその曖昧なもののまま表現しようとする苦しみを、放棄しない人が好きだ。
そんな人と付き合えたら一緒に悩んで楽しそうだな、なんて思う。
他に体のセンサーの話し(背後に全然意識がない人っているよね。といいつつ、何かに夢中になっていれば私も同類だけども。そしてマッサージセンスのない人のマッサージほど残念なものはない。)や、名付けられない時間の大切さについて、などなど、思っていたけど言葉にできるほど意識できていないものを明らかにしてもらってすっきりした。
頭でっかちでない人、つまり体の感じることも大切にできる人の話しは生き生きしていておもしろい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小気味よい語り口とことば選びのセンスはいつも読んでいてすーっとします。
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ところどころ物言いは乱暴だが、主張は極めて的確で大いに共感した。例えば日本吃音臨床研究会ワークショップ参加の経験から発展して、自らのロンドン留学時に語学で苦しみ、陰と陽の感情が複雑に交錯した経験をひき、「バランスよくマイノリティー感覚を経験すること」が「人間を最も成長させる」と結論づけるくだり(pp.61)は唸った。
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タイトルに惹かれて。内容もくだらなかったりまじめだったりで、予想以上に面白かったです。
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鴻上さんが話してるような文章でとっても読みやすい本。ほうほう。て思ったり、ん?て思ったり。でも、サクサク読めてオススメ。