- 本 ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594050566
感想・レビュー・書評
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余命宣告され、残りをどう過ごすか。。。あたしも考えちゃいました。
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秋元康さんの小説を初めて読んだ。良かった。
他の作品もあれば読んでみたいと素直に感じた。
大切なことはいつも、身近にあり日々を大切にすることを小説を通して改めて考えさせられた。 -
感想
平等に訪れる死。頭では理解するが心が拒否する。しかしいつかは向き合わなくては。自分が消えた後に何が残るのか。ではなく何を残すか。 -
こういう男は大嫌い。だけど、生きる時間について、考えた。時間が区切られたら、どうするか?来年がなかったら?
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例えば、今ボクが余命半年と告知された時にどのような行動をとるのかと考えました。
藤山のように、家族への隠し事を告白したり、過去に自分と接点のあった人に会うというのは、やはり自分を忘れて欲しくないという気持ちからなのでしょう。
ボクは自分というより、家族が気がかりで、今後の生きる道標をつくることに専念するのだろうと思いました。
突然訪れる死も残酷ですが、半年先という死の宣告も残酷で、身辺整理ができる点では少しでも時間がある方が良いと感じました。
秋元康の小説ははじめてでしたが、面白く読めました。 -
思ってたほど感動できなかった。
でも途中で石川さんに泣かされた。
言うことかっこよすぎ。
主人公はある意味すごい。
こんな正直者めったにいないよ。 -
共感とは全然違うんやけど
泣いちゃうんよね。
私はこうゆう男の人、嫌いじゃない。
身勝手でズルいけど
きっと憎めなくて愛してしまうのね。 -
今のテレビ界を揺るがすようなAKB人気。
その仕掛け人でありAKB生みの親、秋元康さんの作品だ。
末期がんで、あと半年の命と宣告された49歳のサラリーマン幸弘。
半年の間に何ができるのか。大学生の息子と高校生の娘と優しい妻、そして妻とは正反対の性格で彼を支える愛人。周りの人々にも恵まれた男の人生だった。彼は、あえて延命治療ものぞまず、ありがままに生きようと決心する。
まず会いたい人に会おうと、初恋の人、ケンカ別れをした親友に会いにいく。もう思い残すことはないかと考えていたら、昔若気のいたりで過ちをした女性から連絡が入り、秘密にしていた幸弘の娘が結婚するという話を聞く。幸弘は、俺にそんな娘がいたの?と驚きながらも、思い残すことのないよう、その子と対面を果たす。
そして、妻と愛人とも会わせ、子どもたちにも真実をうちあけ、自分と関わりあった親族に見守られながら最期のときに備えていた・・・
余命あと何カ月と言われたら、自分なら何をするだろう。
残された短い期間で何ができるのだろう。
この作品は常にそれを問うていた。
作者が秋元さんで、意外といえば意外な感じだったが。
でも愛人と妻を惹き合わせたり、両方とも愛している、なんて、男性の都合のいいように書かれているなあとふと思った。
これが宣告された男性の本心なのだろうか。
まあ、悔いを残さないようにしたい、という意味ならわかるが、やはり、残される妻や愛人にはお互いに少々苦痛だと思う。
余命宣告された男性の手記・・・
ストーリー的には、読んでいて切なくなる作品だった。
余談だが、私には、主人公の高校生の娘が、AKBキャラに思えて仕方がない。秋元さんのイメージが強すぎるせいだろうか・・・。
著者プロフィール
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