南の島のたったひとりの会計士

著者 :
  • 扶桑社
3.23
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本棚登録 : 89
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594052539

感想・レビュー・書評

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  • 2010/4/30  借りて読み始める。一気に読み終わる

    会計や経理のことをちょっと調べようと図書館に行って、つい手に取った本。
    破天荒で熱血漢で生真面目な公認会計士の生き方は感動的!

    内容と著者は

    内容 :
    奄美大島でたったひとりの公認会計士として頑張る著者。
    飛び切り人のいい奄美の人たちのドタバタ劇から、地方の小さな町や村がどうしたら生気を取り戻すかというヒントを探るノンフィクション。

    著者 : URLはこちら http://www.amami-cpa.com/ 『HP』 : 
    1962年鹿児島県奄美大島生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。
    朝日監査法人福岡事務所を経て、故郷奄美大島で、屋宮公認会計士・税理士事務所開業。
    公認会計士・税理士・経営コンサルタント。

  • 奄美大島で生まれ育った著者。高校入学から会計士として就職するまでずっと島の外で生活していましたが、父親の病死をきっかけに島に戻ることを決意します。しかし、会計士の資格を活かした仕事は大企業が多い都会でこそ役に立つもの…。島の人々に経営管理の大切さを伝えるため、島の経済を盛り上げたいという熱い気持ちを胸に奮闘します!

  • 表紙がとても綺麗。会計士や夢追い人系の方におすすめ。筆者が理想と現実の間で悩む姿が印象的。勉強になった。

  • <本の紹介>
    故郷を豊かにしたいとひとりの公認会計士が叫んだ!公認会計士VS奄美大島の戦いが始まる!!超エンターテインメントノンフィクション。
    -----

    この本は、R+Bつながりでお世話になってるMaryが紹介してくれた本。
    「会計は苦手だから話わかんないかもだけど、とりあえず、話のネタに読んでみっか」と思って読んでみたんだけど、すげぇおもしろかったです。一気に読んじった。

    東京でうまくやってた彼が自分の故郷、奄美大島に帰って孤軍奮闘する。

    自分の地元はそんなに遠くない成田だけど、自分としてはそこに帰ったら今の自分が諦めなきゃいけないものがたくさんある気がして、そこに行く方が楽しみに思えることもここにいるよりは少ないように思えて(昔の奴らはほとんど地元にいるわけだし、ないわけじゃないんだろうけど・・・絶対量としての話ね)、だからできれば東京にいたいって思いはある。そして、完全に孤軍奮闘となるような戦いを実際に経験したことはないから、そういった意味でも自分にはできないことをしているすごい人がいたもんだ、と感心しました。
    ちょっとお世話になってる人の中に奄美大島出身の人がいて、その人の故郷の話を聞いてたのもよりこの本を楽しませてくれた気がします。

    グローカライゼーション(グローバル展開と現地化)が進んでる今、ちょっとずつこういう動きをしていくべきなのかもしれないですね。現地調達ができるのであれば、それが一番のコスト削減かもしれないし、地域の良いとこを他の人たちに知ってもらう為にも最低限のできなきゃいけないことはある。

    もう1つ、自分の中で認識が大きく変わったのは会計についてでした。
    お金のことはよくわからない、それでも仕事はなんとかなってる。本人(企業の中にいる人)はそれでいいかもしれない。
    ただ、健康診断に行ってない人が「俺が健康だって言ってんだから健康なんだよ。この先10年は固いね。」とか言ってても誰も信用しないのと同じで、やっぱり企業も医者に健康診断をしてもらうべきなんだ。その医者を、会計士って言うんだなってことをこの本読んで初めて理解しました。
    であれば、会計が共通言語(それも視座が高ければ高い人になるほど)になってるのも納得がいくし、少なくとも簡単な診断くらいは社会人の端くれとして自分でできるようになってなきゃいけないな、と。ちょっと、勉強する意味を見出せて良かったです。
    「会計は基本だから、全員勉強するように」って言われて、なんとなく理解はしてたけど、こうやって頑張ってる人をサポートするのが自分たちIT業界にいる人の務めなのかなと思うと、やっぱちゃんと知らなきゃって思うのは自然だなと思います。
    会計の専門家の人たち、俺に会計を教えて下さいな。

    会計に全然関わってこなかった人も、この本はおもしろいからゼヒゼヒ読んでみて下さいな☆
    Maryありがとう☆

  • 変わった会計士の一例として、面白いエピソード。この本によって、フィールドを広げる会計士が増えれば、この本の価値が上がるだろう。

  •  鹿児島県の奄美大島のたったひとりの会計士の物語。著者は出身地の奄美大島を活性化させたい、との思いのもとに事務所を開く。当初は島の人を啓蒙(?)するとの思いで頑張るも、「真っ直ぐではない」奄美の人びとに失望し、アルコールに溺れてしまう。しかし、そこから立ち直った著者は再び奄美を盛り上げようと奮闘することになる。
     あらすじはこんな感じ。一つ思ったことは、山田真哉の解説が残念すぎること。それ以外はすごく良かった。例を挙げるなら、奄美の自然やそこに住民の人柄、プロフェッショナルの苦悩もあったりでそれなりに感動もある。
     地元を盛り上げようと考えてる人は読んでみると何か得られるかもしれない。そうでない人にもオススメできる本。
     

  • 21/5/14 75
    0から1への距離は、1から1000への距離より大きい

  • Dr.コトーの会計士版って感じの話。
    会計士としての一般的なキャリアを捨てて、故郷奄美を活性化させようと奮闘する姿を描く。
    プロフェッショナルとしての使命感と苦悩、その意識の高さ。
    勉強のモチベーションが上がる一冊です。

  • 奄美大島について詳しく知ることができたし、経済や公認会計士の仕事についてもわかりやすく書かれているので、とても勉強になりました。表紙も素敵です!

  •  知り合いの本です!!

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