- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594054656
作品紹介・あらすじ
「自分の価値判断」は、"脳の快感"に支配されていた。脳科学の専門家が、「ブームを作るしくみ」を徹底解説。
感想・レビュー・書評
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ブーム、行列、ベストセラー、ブランド等について、医者が脳科学的に解説する本であるが、脳科学部分が薄く、無理矢理、脳の話を持って来た感が強い。
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他人より先に「新しいこと」を、満足できる結果が得られると「予測して」やった場合、脳内麻薬であるドーパミンの分泌はマックスとなる。これが脳に対する報酬である。 このメカニズムは、口コミでの情報の広がりや、費用対価値が著しく悪いブランド志向、ゴッホの絵が100億円を超えるなどの、ちょっといき過ぎな現象を説明できるというのがこの本の主張。 上記社会現象への説明は、「金槌を持てば、ネジもクギに見える」的な感もないではないが、ブームに悪乗りしないためには有用な本である。
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著者によれば、クチコミ=自慢マーケティング、すなわち感動したことや新しく得た情報を人に伝える快感を原動力として情報が広まる現象、とのこと。また、人は、自分で価値判断をしているようで実はマスコミ情報などが刷り込まれ、無意識のうちに回りと同じ判断をしてしまっているに過ぎない、とも。
まあ、そもそも自由意思自体あるのかどうかよくわからないからなあ。
とにかく軽い読み物でした。 -
なぜ一大ブームは女性が作ることが多いのか?
ハンカチ王子、韓流スター、クリスピードーナツ、健康法ブームなど。
女性は感情を左右する扁桃体が活発で、感情と記憶がセットになって海馬にインプットされやすい。だから一度何かを応援する楽しさを味わうと、反復して楽しみたいという気持ちが起きやすいそうだ。 -
ブームの発生要因や、ブランドに迷わされる過程が、脳の機能を通じて書かれている。
既にできあがった価値観の上で踊らされる人々。
それが、ブームにのっている人や、ブランドを愛する人。
それに乗らずにいられるのは、自分の中に揺ずれない価値観がある人。
言われてみればたしかに。
ブームになっていようが、いまいが、好きなものを好き。という人はブームに流されてはいない。
人って、周りの価値観のコントロールに容易にはまるんだなーというのが実感。 -
ゴッホもブームが作った。
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本の中で「簡単に読める新書は売れる」と書いてありましたが、これも実に簡単に読める内容でした。適度にネタ話があり、頭のマッサージには良い本かと。
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100509 揺るぎない判断基準を持つ
知識とは無関係に自分が楽しいと思う事に素直に従えるか?
オヤジ脳、オタク脳、ゴッホの話 -
[ 内容 ]
「自分の価値判断」は、“脳の快感”に支配されていた。
脳科学の専門家が、「ブームを作るしくみ」を徹底解説。
ブーム発生の裏に隠された脳のメカニズムに迫る。
[ 目次 ]
第1章 一大ブームが起きる理由
第2章 あの店に行列ができる理由
第3章 ベストセラーとクチコミの関係
第4章 脳はブランドに騙される
第5章 ゴッホもブランドだった!
第6章 病気マーケティング
第7章 健康法ブームにもウラがある
第8章 クチコミに騙されない方法
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[ 参考となる書評 ] -
人間心理の奥にせまる一冊。
如何に人間はダマされるのか、そのからくりや事例が豊富に掲載されています。