雑誌記者 向田邦子

著者 :
  • 扶桑社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594054991

感想・レビュー・書評

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  • 昭和20年代後半から30年代にかけて、洋画専門誌の編集者として働いていた著者が描く、同僚・向田邦子の思い出。
    キャリアウーマンの走りとして最先端をゆく女性たちの一部であり、その後も長く映画評論家として業界で生きて来た著者だからこそ、当時もその後も自らに非常に強い自信を持っているのは明白。そして、なのに何故常に向田邦子だけがもてはやされるのか...という思いが見え隠れしているように感じた。向田さんが一切公にはしなかった恋愛について、このように開陳しなくてもいいのではないかと感じ、さらにご本人は向田さんとの友情は思いやりに満ちていたと回想しているものの、実はそうではなかった(少なくとも向田さんにとっては)のではないかなんて勘繰ってもみたり。そこに著者の複雑な心境が厳然と介在しているのが明らかだからこそ、読み手としても下世話な憶測をしたり、つまり気持ちよく読み終えることが難しい一冊だった。

  • 910.268
    雄鶏社「映画ストーリー」編集者で一緒に働いた著者の思い出

  • 08.03.01

  • 向田邦子さんが出版社に勤めていたことは知っていたが映画雑誌の編集者だということは知らなかった。映画配給会社の試写室で「真昼の決闘」などのタイトルも決まらない時に映画黄金期の作品を毎日のように見続けていたのだから後年のシナリオ作家・小説家として有意義な日々であっただろう。青春期の9年間、机を並べていた同僚の描き出す「邦子像」はいつも黒ずくめの服装なのであだ名は「クロちゃん」、誰よりも好奇心旺盛でダジャレが大好き、職場では気働きのできる人気者。しかし爪をかむクセはそのかん性を表わしていたようだ。いつも明るい邦子さんはゆるされぬ恋について同僚にも気取られないように過ごしていた。自立したオトナの女だった。最高に魅力的な女だったと著者は思い出を記録する。

  • 11/10

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