- Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594055950
感想・レビュー・書評
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他の対談本3冊分くらいの情報量あるで、これ。
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SPAの連載。書きすぎる福田和也による喋りすぎている対談集。いつも内容よりも食っているものとお店に惹かれてしまうエッセイ集です。飯食いに行きたくなります。
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未読
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3月9日購入。4月7日読了。2005年3月から2007年12月までの、過去2年間にわたる「週刊SPA」での対談が掲載された本。愛知万博、ネット心中、共謀罪、カトリーナ、ヒルズ族、永田議員、靖国、猫殺し、北方領土、著作権、ミートホープ、時津風部屋・・・記憶に新しい話題から、そんなことあったなあという懐かしい話題まで、彼らの舌鋒はその限界を知らない。飲み食いしながらの対談ということで、一歩間違えればオヤジの床屋政談になってしまうような今回の企画だが、そこは「評論の人」としてぎりぎりのところを上手く保っていたような気がする。こういう緩い対談と文学や歴史のフィールドは相性が良い。学問の中でも比較的、融通が利いて、僕たち一般人にもなじみのある分野なので、それほど肩を張らずにいれる。しかし、対談といいながら、お互いの知識を一方的にひけらかし、まったく対談の意味をなしていないようなところが散見された。あと、とんかつの話は本当に必要だったか・・・?そんなことも思ったが、まあ過去2年間を含蓄ある語りで振り返れるのはお得だろう。ところで本の帯には坪内VS福田と記されているが、読了し終え、福田の博識ぶりに嘆息させられた僕としては、彼のほうに軍配を評したい気持ちである。