孤独のグルメ 【新装版】

著者 :
  • 扶桑社
4.09
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本棚登録 : 2159
感想 : 244
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594056445

作品紹介・あらすじ

個人で輸入雑貨商を営む主人公が一人で食事をするシチュエーションを淡々と描くハードボイルド・グルメマンガ。'94~'96年に月刊誌『パンジャ』(現在は休刊)に連載され、'97年に単行本化、'00年に文庫化。ジワジワと売れ続け、累計10万部を突破したロング&ベストセラーが新装版として登場しました。10年ぶりの新作に加え、久住昌之×谷口ジロー×川上弘美による鼎談も収録。『孤独のグルメ』誕生秘話など、ファンなら見逃せない話題もたっぷり。もちろん初めて読む方も満足できる充実の一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 雑貨を扱う仕事をしている主人公が仕事の合間にたまたまよる食事処についての漫画。

    なんでもない日常の場面をとても趣き深い作品として昇華している。

    流石のお二人(久住さん、谷口さん)だから成し遂げるレベルの完成度の高さ。
    久住さんらしいお話のディテールと谷口さんの絵のディテールの融合は贅沢。

    てっきり、コメディタッチだと思ってましたが、ハードボイルドタッチで、それがまた面白い。
    主人公が孤独で、毎回違ったドラマに遭遇する形式は、ある意味、ブラックジャックですね。

  • 有名な孤独のグルメの第1巻
    テレビの実写版は何回かみたのだが漫画は初めて。
    初老の男の一人飯の漫画である。何か時間が起こるわけでもなく、ストーリーもない。
    輸入雑貨の貿易商を営む井之頭五郎は下戸ではあるが、食欲は人並み以上に旺盛である。ミシュランの星の店や行列のできる店を避けつつ、自分の胃袋と嗜好を満たす店を探していろんな街を徘徊し、食べ物に対峙する。
    日本人が外食する時に直面する、店選びの苦悩と喜びを漫画という形で表現することに成功した作品である。食べ物を美味しそうに描くこと、美味しそうに食べていることを描くことは相応の画力がないと難しいのだが、谷口ジロー氏の劇画風の画風がそれを可能にしている。店選びの一助になっているのかもしれないが、ウォークマンやガラケーが出てくるのでまた流石にグルメ情報としては時代遅れかも。!

  • ドラマはずっと見てるけど原作を読むのは初めて。94~96年の連載で、旧版の単行本の発売は97年。ドラマは美味しいお店紹介という側面が強いが、原作はそうでもなくて、味がイマイチだったりひどい店主がいたりするお店も出てくる。また、五郎さんが昔女優と付き合ってたとか、高校まで祖父に古武道を習ってたとか、ドラマでは語られていないエピソード(語られたけど忘れただけかもしれないw)も面白い。

  • 新装版が出たので、
    以前から気になっていた『孤独のグルメ』をようやく…。

    食べものそのものもさることながら、
    食べるときの環境や心情が
    食の喜びを大きく左右するなぁと今さらながら感じた。

    しかし、よく食う上に独り言の多い人だね(笑)。

  • 出てくる料理はなにもとくべつなことのない市井にあふれるもの。そんな料理に、ここまで真摯に向き合う漫画があったろうか。
    好きなものを好きなだけ食べ腹を満たす。ひとりでとる食事で、主人公は自由も味わっている。

  • あぁ、腹が減った。

  •  漫画における一つの大きなジャンル、グルメ漫画。
    グルメを通して人情を描く漫画もあれば、グルメを通して問題を解決するものもある。
    本書は食べることそのものを主眼においた作品ではないだろうか。

     独りで食べる食事のわび・さび、が色濃く描かれており
    それは食事を摂る場所・機会によってより濃くなっている。
    本当に独り職場でコンビニの食べ物にありつく話もあれば、
    他の客(日常)に紛れて食べる食事もある。
    それぞれの食事の情緒は当然変わってくるのだが、
    世間一般の日常から外れている人間だからこそ
    溢れてくる空気感は全ての話に共通しているのではないだろうか。

     また、主人公、井之頭五郎の妙な小物くささ、気の弱さが
    人間くささにつながっており独り飯ならではの感覚を強く引き立たせている。
    もちろんフィクションの作品なのだがそういった面での説得力もあり、
    より作品を趣深いものにしているだろう。

     惜しむらくは孤独のグルメそのものが不定期連載の作品で
    なかなか単行本そのものが更新されないこと。
    新装版は18話まで掲載されているが、特別編と19話から23話は
    未だ掲載されていないのである。

     そもそも食事をとる、ということに正解も不正解もない、
    という前提で読まないと間違いなく失敗した、と思うだろう。
    美味しんぼのような雑学もなければ中華一番のような卓越した描写もない。
    が、食事そのものに流れる空気感・情緒に関しては
    間違いなく随一の作品であるので、そこを味わう気概で読むべきだ。

  • テレビは好きで見てましたが
    漫画原作は初めて
    主人公の店へのこだわりや評価が
    薄くて残念でした

  • 面白かったー。
    「ハードボイルドグルメ漫画」なんだけど、かっこいいようでかっこわるい、かっこわるいようでかっこいい井之頭五郎が好きですね。
    ドラマの松重豊とか全然違う「ヌケ」感。簡単に言うと、結構注文で失敗するんですよ、漫画版の五郎は。
    あと、結構ジャンクなものが好きで、コンビニでたくさんご飯買っちゃったりね。
    ドラマより仕事している描写が少なくて、そこが少し不満だけど、個人的には大好きな漫画100選には確実に入る面白さでした。

  • 『孤独のグルメ』のタイトルはよく目にするけどどういう内容なのか全然わからなくて気になってたところ図書館にあったので読みました。まったくのタイトル通りなんですね。輸入雑貨の貿易商を営む井之頭五郎が商用であちこち赴いた際に食べたものとかそのお店の様子を彼の視点から映し出していて、孤独感がいい意味で伝わってきます。その地域の人の生き様とかも垣間見られて面白い。病院食まで出てくるとは、すごいな~。
    新幹線でジェットシュウマイは食べるべからず、ですね。
    読むとお腹がすく漫画ですね。

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著者プロフィール

1958年生まれ。マンガ家/ミュージシャン。美学校出身。滝本淳助とは、『タキモトの世界』や「東京トワイライトゾーン」(「タモリ倶楽部」内のコーナー。1989年に日之出出版から書籍化)などでコンビを組んだ。

「2015年 『滝本夢絵日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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