ゾロ:伝説の始まり〈下〉 (扶桑社ミステリー)

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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594056513

感想・レビュー・書評

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  • 「怪傑ゾロ」というキーワードはよく聞くがきちんと読んだことはない。本書はその物語を題材にして、その生い立ちを創り上げた作品。
    どれもフィクションなんだろうから、なんだってよいのだが、インディアンの母を持つという展開は、開拓アメリカ感というか広がりを感じる設定で、面白かった。
    カリフォルニアがスペイン領であった頃の時代設定とナポレオン時代のスペイン史がうまく絡み合って単なる時代小説ではない広がりを感じる。
    スペイン軍、フランス軍の横暴さや、貴族時代の終わりにかかるスペイン国内の不満感が、正義の味方であるゾロの物語のベースにあると思われ、そこにインディアン迫害、キリスト教布教の苦労を組み合わせた本書は、叙事詩に近い大きさに仕上がっているのではないか。

  • 始まりの物語、ということで
    ゾロとしての活躍はあまり目立たず。
    ちょいちょい入る作者目線いらないな〜
    みんなテキトー‼︎\(^o^)/

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著者プロフィール

1942年、ペルーのリマで生まれる。生後まもなく父親が出奔、母親とともに両親の祖国チリに戻り祖父母の家で育つ。19歳で結婚後、雑誌記者となるが、1976年、アジェンデ政権が軍部クーデターで倒れるとベネズエラに亡命。82年、一族の歴史に想を得た小説第一作『精霊たちの家』(河出文庫)が世界的ベストセラーとなり、『エバ・ルーナ』(87)、『エバ・ルーナのお話』(89。以上白水Uブックス)など、物語性豊かな作品で人気を博した。88年、再婚を機にアメリカへ移住。その他の邦訳に『パウラ、水泡なすもろき命』(国書刊行会)、『天使の運命』(PHP研究所)、『神と野獣の都』(扶桑社)、『日本人の恋びと』(河出書房新社)など。

「2022年 『エバ・ルーナのお話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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