炎の壁の彼方から(下) (扶桑社ロマンス ロ 6-63)

  • 扶桑社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594057206

感想・レビュー・書評

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  • 二人の仲が急接近する中、リーナに犯人からの直接の接触が。そして、ついにボーにも被害が及ぶ。エスカレートする犯人の心理とは?リーナVS犯人の対決に緊迫の下巻だった。尊い命の犠牲もあったので、全てがスッキリする最後ではなかったけどラストの怒涛の展開が凄かった。13年の純愛を実らせたり、ブランコをプレゼントするなどロマンチストな一方、体を張ってリーナを守る頼もしい所もちゃんと持っているボーも良かった!二人のエピローグがもうちょっと見たかった。イザベラの家庭問題は無くても良かった気もする。

  • ボルティモアのリトル・イタリーで生まれ育ったカタリーナは11歳のある夏の夜にふたつの衝撃的な体験をした―ひとつは初潮、もうひとつは実家のピザ・レストランが放火で焼失するのを目の当たりにしたことだった。
    その火災で恐怖と圧倒的な美しさを感じ、炎に魅せられたら彼女は、その謎を解明しようと放火担当捜査官を志す―
    11歳から放火担当班刑事となった31歳までの20年間、カタリーナの転機にはいつも火事がつきまとっていた…
    ロマンティック・サスペンス。

    犯人の執念深さにぞっとしたよ…
    かたや信念、かたや執念、同じように魅入られても人が違えば結果も違う―当たり前だけどちょっとした差がこうなるのね…。
    ヒロインとヒーローがほんの僅かの差ですれ違って何年も出逢えないので、面白いけどハラハラしたよ-
    事件と関わりあるけど、ヒロインの歴代彼氏遍歴はちょっと…あんまり読みたいものではなかったかも。
    ヒーローがかわいい-ヒロインに一目惚れして心の片隅で何年も想ってたり、親友同士が付き合い始めうろたえたり、両親が離婚していてそれが傷になっていてヒロインに対しても“結婚”て口に出せなかったり。
    かわりにヒロインがハンサムだね-
    ヒロイン実家がイタリア料理店で、その料理描写も素晴らしく美味しそうで!
    家の改装も楽しそうで…そこまででなくても部屋の模様替え位はしたいな-と思いました。

  • 上下巻読了。うーん、書き出しのシーンが一番面白かったなあ。11歳で両親のレストランが焼失するのを目撃したリーナは放火捜査班刑事となり、やがで運命の彼と出会い、宿敵と対峙することになるお話。20年にも渡って彼女につきまとい、放火と殺人を繰り返していた犯人がついには姿を現して対決するんだけど、20年もじわじわと彼女を苦しめていたのにここにきてその正体を現すきっかけがイマイチ説得力がないのよねえ。復讐なのに彼女の家族には手を出してないし、復讐だと知らせないで何が面白いの?と思うし。犯人像に納得はいかなかったが、リーナの家族は楽しいし、やっと巡り会えたヒーローのボーはあまりにもいい人すぎるけど、話自体はノーラの筆力でサクサク読めた。2014.9

  • ガクガクブルブル。
    ロマンスと家族愛が程よくミックスで素敵なお話と言いたいところですが、
    犯人が邪悪すぎで、犯人の犯行シーンの恐怖で全部ぶ飛んでしまった。

    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2669.html

  • ヒロインやその周囲の人々を執拗に狙う犯人。驚く程長期間に渡るストーカー行為にただただ驚愕した。執拗なストーカー行為の中に狂った愛情が見え隠れしてるような気がする。偏愛。この犯人のせいでヒーローの影がうすい。彼らは対照的な人物だ。

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著者プロフィール

Nora Roberts
ノーラ・ロバーツ
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするやいなや、一躍ベストセラー作家に。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には〈タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人〉の第7位に選ばれている。ロバーツ名義のほか、J.D.ロブ名義では〈イブ&ローク〉シリーズを発表。これまで刊行したタイトルは200点に達し、全世界で累計4億部を超える売上を記録。「ロマンスの女王」として今も世界中のファンを魅了している。

「2023年 『カクテルグラスに愛を添えて (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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